樋口家住宅
Higuchi



 
長野市指定文化財 (平成20年3月27日指定)
長野県長野市松代町松代202-1
建築年代/江戸後期(文久2年(1862)以前)
用途区分/武家(目付役・禄高230石)
指定範囲/主屋・土蔵・長屋
公開状況/公開
松代藩10万石の城下町に所在する上級武家屋敷である。国の史跡に指定される旧藩主真田邸と道路を挟んだ南側の重要な位置に在り、端正な薬医門に連なる塀越しに茅葺の主屋が一際目立つ存在である。当家は藩政期には目付役を務めた家柄で、重要な訴訟や政務を採決する評定にも参加できる身分にあり、決して軽くは無い立場にあったと思われるが、主屋の建前に限った話をすれば、略式の座敷に簡素な玄関など役柄に比して少し粗末過ぎる観がある。自前ではなく官給屋敷であった故であろうか。




 

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