高室家住宅
Takamuro



国指定重要文化財 (平成22年12月24日指定)
山梨県甲府市高室町字金山754-1
建築年代/天明8年(1788)
用途区分/医薬業
指定範囲/主屋・離れ・長屋門・文庫蔵・新蔵・前蔵・籾蔵・味噌蔵・弁財天堂・(附)糠蔵及び納屋・中門



【文化庁報道発表】
高室家住宅は甲府盆地の中央部に所在する旧家で、代々医薬業を生業とし、江戸時代後期には甲府に置かれた幕府の役所の医家を務めた。主屋は、天明8年(1788)に建てられた入母屋造、茅葺の建物で、薬を調合するための調合所や薬草を乾燥させるための屋根裏部屋を設け、医薬業に由来する特徴をみることができる。高室家住宅は、江戸時代における医家の施設を現在に伝える希少な遺構であるとともに、屋敷構えは、当地方の伝統的な住宅の構成をよく伝えており、貴重である。


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