安藤家住宅
Andou



 
国指定重要文化財 (昭和51年5月20日指定)
山梨県南アルプス市西南湖4302
建築年代/宝永5年(178)
用途区分/名主
指定範囲/主屋・表門・南蔵・北蔵・文庫蔵
公開状況/公開

安藤家の本姓は尾見氏で武田家の家臣であったという。元禄年間に現在地に居を構えたとされ、代々名主を務めてきた。屋敷は東西に長く、板塀を周囲に廻らせるが、主屋を筆頭に南蔵、北蔵、表門などの主要な建物は西側に偏って配置され、屋敷の東手は築山を築いて広大な庭園を築造する。全く農家の屋敷構えとは様相を異にしている。
主屋は桁行13間(23.7m)、梁間5間(10.0m)の大規模な建前で、入母屋茅葺の大屋根に、同じく茅葺の越屋根を設けて煙り出しとする。また正面には農家のものとしては過剰な程に格式高い入母屋茅葺の千鳥破風を設えた式台玄関を構える。


 

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