吉野家住宅 Yoshino

東京都指定有形文化財　(昭和51年6月4日指定) 東京都青梅市新町1-21-9 建築年代/安政2年(1855) 用途区分/養蚕農家(名主) 指定範囲/主屋 公開状況/公開 当住宅が所在する新町は嘗ての新町村で、慶長16年(1611)に吉野織部之助が新田開発に着手したことに始まる。吉野家はその後代々に亘って名主を勤めた。安政2年(1855)に下長淵村(現・青梅市長淵)の棟梁・新兵衛らによって建てられたという主屋は、桁行10.5間、梁間4.5間、建築面積は75.2坪に及ぶ大規模な建前である。内部は整形六間取型で、式台玄関を構える上層農家住宅の典型である。