五十嵐家住宅
Igarashi



 
国指定重要文化財 (昭和47年5月15日指定)
福島県南会津郡只見町叶津字居平437
建築年代/享保3年(1743)
用途区分/農家
指定範囲/主屋
公開状況/公開
旧五十嵐家住宅は、福島県内の古民家では最も古いもので、昭和47年、国の重要文化財の指定を受けました。翌48年、只見町は本住宅を五十嵐家から譲り受け、只見町字上町からこの地に移転し保存しています。
この住宅は、享保3年(1718)4月に滝口大作という人が建てたことが移築修理の際の墨書きによって判っています。構造は桁行7間、梁間4間で、中央に広い土間を持つ三間取、直屋形式の本百姓民家です。
太い木割りを持つ日本海側に多い民家で、その地域性と時代の特性を示す価値は高く評価されています。五十嵐家は、生活様式の変化と建物の老朽化によって改造や修理が行われましたが、昭和48年の解体移築の際、増築された中門を取り払うなど、全て原形に戻して整備しました。



 

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