三浦家住宅
 (仙台藩花山村寒湯番所跡)

Miura



 
国指定史跡 (昭和38年9月28日指定)
宮城県指定文化財 (昭和31年9月15日指定)
宮城県栗原市花山字本沢2
建築年代/安政4年
用途区分/御番所
残存建物/主屋・表門
公開状況/公開(冬季休館)
宮城・岩手・秋田三県の県境が接する栗駒山の南山麓の花山に所在する関所建築である。近くに温湯(ぬるゆ)温泉が湧く行楽地ではあるが、築館の町から28km弱もある山中なので、秘境的な風情さえ感じられる土地柄である。仙台藩領からは秋田藩雄勝郡に通ずる「花山越え」の要衝地であったことから藩境警固を目的として設置された関所で、仙台藩では「仙北御境目寒湯番所」と称した。街道は当住宅の敷地内に入って抜けていく道筋が本来であったらしく、屋敷入口には一般の住宅では考えられない程に立派な茅葺切妻造の四脚門を構える。安政2年の江戸期の建築ながら総ケヤキ造というから恐れ入る。現在残る住宅は代々、関所守を務めた三浦家の居宅で入母屋造茅葺の平入の形態を取り、表門に続いて安政4年に建てられたものである。桁行23.19m、梁間11.86mの大規模なもので、建坪は約83坪に及ぶ。通行を取り締まる手形改の検断所は主屋前に別に設けられていたが、現在は基壇のみが残り建物は失われている。全国的にも数少ない関所建築の例として貴重である。



 

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