斎藤家住宅
Saitou



 
国登録有形文化財 (平成20年4月登録)
山形県長井市
建築年代/江戸末期
用途区分/商家(米穀商)
登録範囲/主屋・土蔵
公開状況/非公開

斎藤家は、江戸時代から米穀商を営んでいた旧家で、現在の建物にも当時の面影が残っています。本来はもう少し西側に建っていましたが、大正後期の県道建設の際、東側に2間ほど曳き屋され、現在に至っています。
主屋は、通りに西面する木造つし2階建平入で、屋根は茅葺の切妻造となっています。通りに面する店舗部分には鉄板葺の下屋を設け、奥には居室がある構造で、江戸時代末期のこの地域の町家の特徴をよく残しています。
土蔵は、主屋の南側に接続されており、2階建て土蔵造、屋根は鉄板葺の置き屋根になっています。外壁は土壁で、入口付近を黒漆喰、窓廻りを白漆喰で塗り、明治初期の様式美を今に伝えています。
歴史的雰囲気をよく残しており、街道沿いの町家の風情を伝える好例として実に貴重な建造物といえます。 【現地案内看板より(一部改編)】

 

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