平井家住宅
Hirai



 
国指定重要文化財 (平成28年2月9日指定)
岩手県紫波郡紫波町日詰字郡山駅
建築年代/大正10年
用途区分/商家(酒醸造業・鉱山経営)
指定範囲/主屋・表門・南蔵・北蔵・米蔵・造り蔵・土地

平井家は江戸時代初期より当地に居住した商家で、近代には醸造業や鉱山経営などを手掛けた。主屋は大正10年の建築で、ミセの構えや通り土間は伝統的な平面になるが、ガラス窓を多用した開放的な外観、二階の広壮な大広間などの上質な接客空間、変化に富む屋根などに近代の特徴が窺える。
平井家住宅の主屋は、建築年代が明確で、かつ規模壮大な建物である。当地方の伝統的な平面を継承しつつ、近代的な意匠と手法が随所に導入されており、優れた和風建築として高い価値がある。また伝統的な土蔵と煉瓦造の蔵が共存し、防火を意識した煉瓦塀で敷地を囲うなど、近代の展開を示す建造物が一体的に残っており、土地と併せて保存を図る。 (文化庁報道発表より)




 

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