鈴木家住宅
Suzuki



 
国指定重要文化財 (昭和48年2月23日指定)
秋田県雄勝郡羽後町飯沢先達沢52
建築年代/江戸時代(17世紀末)
用途区分/農家(肝煎)
指定範囲/主屋・土蔵
公開状況/公開
雄物川の扇状地として拓けた湯沢盆地から西へ少し入った山間地に所在する旧肝煎屋敷である。西馬音内川の谷筋に西面して建つ主屋は土間側を極端に突出させた片中門造の建前で、非常に品の良い姿をした建物である。当家は源義経の郎党であった鈴木三郎重家を祖とする家柄と伝え、事実であれば当地に土着して優に800年以上の歳月を経た旧家である。昭和57年に実施された解体修理の際に地下調査も行われ、その結果、掘立柱の前身建物の遺構が確認されている。主屋の建築年は17世紀末と推測されていることや慶長年間の検地帳にもその名が確認されていることから、相当に早くから土着したことは疑いのところであるらしい。





 

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