笹森家住宅
Sasamori



国指定重要文化財 (平成28年2月9日指定)
青森県弘前市若党町72
建築年代/宝暦6年(1756)以前 
用途区分/武家
指定範囲/主屋
公開状況/公開

弘前城址の北方、仲町伝統的建造物群保存地区内に所在する中下級武家住宅である。そもそもは同地区内ながら、現在地から北東の小人町に建てられていたが、現地での保存が困難であったため、平成7年に当時の所有者である小野家より寄贈を受けた弘前市が平成24年に現在地に移築復元したものである。宝暦年間作成の「御家中屋舗建屋図」に佐々森傳三郎の住家として記載されていることから、それ以前の建築であることが判明しているが、玄関や座敷なども含めて実に簡素な佇まいとなっている。弘前市内の各所に分散していた武家住宅を当伝建地区内に集めるやり方を個人的には否定したいところではあるが、地区内外に所在していた武家住居を簡便に比較できるところは有難い。


【覚え書】
笹森家の事は良く判っていない。禄高や地位等も不詳である。
現在屋敷がある場所が、家臣屋敷図における笹森家の屋敷であった。


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