増田家住宅
Masuda



 
つがる市指定文化財 (平成8年6月17日指定)
青森県つがる市森田町床舞稚桜4
旧所在地・青森県つがる市森田町大字上相野字小中野
建築年代/明治中期
用途区分/農家・地主
指定範囲/主屋
公開状況/公開(そば処案山子として営業中)

五所川原から鯵ヶ沢方面に伸びる国道101号線沿いの「道の駅もりた」内の芝生広場に移築保存される農家建築である。そもそもは現在地から5km程東方の五所川原寄りの田園地帯に所在しており、当家は近世に小中野村の開発や屏風山の植林に尽力し、旧森田村の村長を務めたことで知られる地主家であった。建ちが高く、座敷部を除く平面上部に設けられた2階部分は広く充実しており、出格子窓を多用し、白漆喰の真壁造とする外観は、青森の近代農家建築らしい風情である。現在は蕎麦屋として営業中なので、じっくり家を見学したい方は、昼時を少し外すと良いだろう。




 

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