江渡家住宅
Edo



 
国指定重要文化財 (昭和48年2月23日指定)
青森県三戸郡五戸町荒町17-1
建築年代/18世紀後半
用途区分/郷士・農家
指定範囲/主屋
公開状況/非公開

県東部の五戸町の中心部に近い高台に所在する郷士住宅である。南部藩五戸代官所の下役を務めたという旧家で、主屋は天明年間(1781-1789)に建てられたと伝える。ほぼ北面して建つ桁行12.5間、梁間6間の大規模な茅葺寄棟造の建前で、上手には正形四間取を基本とする大小5室から成る座敷を設け、前面には式台玄関が付属する。中手には普段の生活の場となる常居や居間などが喰違に配され、全体に部屋が細分化されている。下手3間の土間については、馬産の地である盛岡藩領に在りながら馬屋が無い。建築年代を考えたとき、座敷部の意匠や造作、天井や建具など、当地方としてはかなり質の良い造作がなされており、特別な家柄であったことが想像される。




 

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