横山家住宅 Yokoyama その他の写真 |
北海道指定民俗文化財 (昭和38年12月24日指定) 北海道檜山郡江差町姥神町45 建築年代/明治26年(1893) 用途区分/漁業・商家(回船問屋・水産物加工販売) 残存建物/主屋・座敷・蔵1〜4 公開状況/公開 蝦夷地最古の神社とされる姥神大神宮の鳥居前に所在する商家建築である。能登国出身の当家初代・横山宗右衛門が当地で商売を始めたのが天明6年(1786)とのことなので、北海道内では相当な旧家ということになる。藩政期には鰊漁場を経営するとともに廻船をも所有。京都の公家・今城家(180石)の御用を務める程であったという。住宅は海に向かって傾斜する海岸段丘上に建ち、縦長の地形に合わせて主屋の背後には階段状に蔵群が一列に並ぶ。ちなみに当家は鰊そば屋としても著名な存在で、必食である。 初代・横山宗右衛門は寛延元年(1748)生まれの能登国出身。天明6年(1786)に当地で商売を始める。 鰊漁場経営・販売で成功。2代目は公家の今城家(※)の御用商となる。 江差において鰊漁が衰退する明治初年には米・雑穀問屋に転身。 屋敷は蝦夷地最古の神社とされる姥神大神宮の門前にある。 ※今城家は藤原北家の花山院流180石の武官の家柄。 |