塘路駅逓所
Touro relay station



 
標茶町指定文化財 (昭和49年3月15日指定)
北海道標津郡標茶町塘路1-2
旧所在地・北海道標津郡標茶町塘路56
建築年代/明治18年(1885)
用途区分/番屋のちに駅逓
指定範囲/主屋
公開状況/公開
北見から釧路に向かう途中に所在する塘路湖畔に移築されている旧駅逓所である。釧路と標茶間の中継地として明治18年(1885)に越善啓作が建てた駅逓所で、当初は塘路湖の漁業番屋として建てたものを駅逓所に転用したらしい。駅逓としては明治23年(1890)6月に開設され、釧路~網走間に鉄道が開通したことで昭和3年(1928)に業務は廃止された。外観も切妻屋根の単純な長方形の小屋状の建物であるが、内部においても土間と床上部から成るものの間仕切りがなく、一室空間の単純な形に復元されている。小屋組に曲りくねった梁が使用されており、釧路川の流木で建てられたと伝承されている。


釧路~標茶間の中継地。駅逓は明治23年(1890)6月に開設。釧路・網走間の国鉄開通で昭和3年(1928)に業務廃止。建物は明治18年(1885)に越善啓作が建てたもの。


 

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