田中家住宅
Tanaka



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北海道指定文化財 (昭和35年5月31日指定)
北海道小樽市祝津3丁目228 (昭和33年移築)
旧所在地・北海道古宇郡泊村照岸95
建築年代/明治30年(1897)
用途区分/鰊番屋
指定範囲/主屋
公開状況/公開(冬季休館)

小樽市西郊で石狩湾に突き出る半島の突端部、日和山灯台の脇に移築されている鰊番屋建築である。そもそもは積丹半島西岸の泊村照岸に在り、現在でも石倉や米蔵等の附属建物が現地に残されている。当住宅を建てた田中福松氏は青森県東津軽郡出身で幕末に縁戚の古平場所支配人・武井忠兵衛を頼り来道。一介の雇漁夫から盛時には18ヶ統の鰊建網を保有するまでに至った人物である。7年の歳月をかけて建てた住宅は桁行42m、梁間13mの巨大なもので漁期には120人程の漁夫が寝起きしたという。




 

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