相馬家住宅
Souma



 
国指定重要文化財指定 (平成30年指定)
北海道函館市元町33-2
建築年代/明治41年(1908)
用途区分/商家本宅(米穀商・金融業)
指定範囲/主屋・土蔵
公開状況/公開(但し1〜2月は休館)

函館湾を臨む元町地区の高台に所在する商家本宅である。建築主であった相馬哲平氏は越後の出身で、28歳で函館に渡り商家奉公した後、自ら米穀業を開業、幕末の函館戦争時の混乱に乗じて米相場で財を成した後、金融業に転身、北海道随一の豪商にまで成った人物である。氏は函館を代表する洋館建築の函館区公会堂の建築費用の大半を寄付したことでも知られるが、自らの住宅は決して華美・豪壮なものではなく、その分限からすればむしろ質素と云えるものである。その生き様に感服である。



 

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