佐藤家住宅
Satou



 
北海道指定文化財 (昭和43年3月29日指定)
北海道寿都郡寿都町字歌棄町有戸163
建築年代/明治10〜20年頃
用途区分/漁場経営
指定範囲/主屋
公開状況/非公開

蝦夷富士と別称される羊蹄山の麓を廻り日本海に注ぎこむ尻別川の河口付近にある磯谷、歌棄地区は古来より有数の鰊千石場所として知られ、江戸末期の嘉永年間より両場所の請負人を務めたのが角十の屋号で知られた当家であった。当家は維新後の場所請負制廃止後も鰊漁を続け、最盛期には68ヶ統もの鰊建網を保有する大漁家であった。桁行13.5間、梁間8.5間の大規模な建物は他の鰊番屋建築と異なり親方専用の住宅で、漁夫達の寝食空間は浜側に別棟が在ったというから並大抵でない。




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