太田屯田兵屋
Oota cultivator house



 
北海道指定文化財 (昭和49年2月28日指定)
北海道厚岸郡厚岸町太田2の通り6-3
建築年代/明治22年(1889)
用途区分/屯田兵
指定範囲/主屋
公開状況/公開

釧路の東方に在る厚岸と云えば全国的な知名度を誇る牡蠣の産地として港町を想像するが、少し内陸の高台には明治期の屯田兵による大規模な開拓地が拡がっている。当住宅は北方警備と開拓を目的として明治23年に入植した440名の屯田兵達の住居として支給されたもので、前年に標茶集治監の囚人達によって建てられた。間取りは6畳、4畳半に居間や土間から成り、17.5坪程の小規模なものである。気候的に作物栽培に不適な土地柄であった様で明治37年に屯田兵制度が廃止されると離村者が相次いだという。




 

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