尾田家住宅
Oda



 
東川町指定文化財 (昭和62年11月18日指定)
北海道上川郡東川町1-15 (羽衣公園内移築)
旧所在地・北海道上川郡東川町
建築年代/明治44年(1912)
用途区分/農家
指定範囲/主屋
公開状況/公開 (敷地内教育委員会に申請)
旭川南郊の東川町は東に大雪山を臨み、西に忠別川を擁する道内屈指の穀倉地帯である。現在でこそ街路は整然と碁盤目状に区切られ、気持良い程に広大な田園が拡がるものの、当家が香川県三豊郡から移住・入植した明治28年には未だ人跡未踏の原野であったという。当家初代の松造氏は米作の有利性を知り、水利起工組合を創設し初代会頭を務めた人物で、町の田圃開発に多大な貢献をしている。住宅は正形四間取の典型的な農家建築で、当初は柾葺であったが現在は桟瓦葺に改められている。


香川県三豊郡高室村出身。
稲作優位を知り、当地での稲作導入を決意。明治33年水利起工組合を組織し、初代会頭に就任。忠別川から原野への導水を図る。今日の広大な水田が拡がる様は、このときに礎が築かれた。
建物は明治44年築。当初は板柾葺で、その後トタン葺きとなっていたが、昭和62年11月18日にはごろも公園内に移築した際に桟瓦葺に改められた。。
移築日に文化財指定されている。



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