新谷家住宅
Niiya



 
無指定・公開 【郷土文化保存伝習施設・蛸島の家】
北海道爾志郡乙部町元和761 (移築)
建築年代/昭和11年(1936)
用途区分/商家(海産商)
残存建物/主屋(隣接する土蔵は他家のもの)
公開状況/公開(但し夏季のみ)

江差の北方に在る乙部は海崖の奇景が続く海岸線の美しい町である。当住宅は国道229号線脇の丘陵地に移築保存される商家建築で、そもそもは少し北側の可笑内集落に所在していたが、国道拡幅工事に遭うこととなり、昭和55年に町により公有化・移転されたという。住宅は「蛸島の家」と名付けられるが、これは旧所有者の新谷家が明治34年に能登の蛸島集落(現・珠洲市)から移住してきた事に由来する。ちなみに主屋脇の土蔵は明治29年の建築で旧杉本家の土蔵を移築したもので、2階は座敷となっている。


 

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