旧長野商店
Nagano



 
石狩市指定文化財 (平成6年3月28日指定)
北海道石狩市弁天町30番地5 (移築)
旧所在地・北海道石狩市親船町7-7
建築年代/明治27年(1895)
用途区分/商家
指定範囲/店舗・石蔵
公開状況/公開(但し要申請)
札幌市東郊を縦断し石狩湾に注ぎこむ石狩川河口部に形成された砂嘴上に小さな港町がある。それが当家の所在する旧石狩町で、江戸時代初期から運上屋が置かれ、明治以降は交通の要衝として栄えた土地柄である。当家初代の徳太郎氏は明治5年に越後荒井浜より石狩に来住して商売を始めたとのことで、米・塩・呉服の販売の他、酒造も行っていたらしい。石蔵は創業当時の建物とされるが、店舗は明治26年の一帯を焼き尽くした大火後に再建されたもので、木骨石造の耐火構造を最大の特徴とする。


石蔵は創業間もないころの建築で、 木骨石造構造の初期事例。
店舗は明治26年の親船町大火により当初の木造店舗は焼失。現在の建物は、その後再建したもの。
当主・長野徳太郎氏は越後国荒井浜出身。(現在の新潟県聖篭町)明治5年に石狩に移住。
米、塩、呉服、反物を扱う。明治中期以降は酒造にも乗り出す。


一覧のページに戻る