福原家漁場
Fukuhara



その他の写真

国指定史跡 (昭和57年2月12日指定)
北海道余市郡余市町浜中町150
建築年代/大正5年
用途区分/漁場経営
残存建物/主屋・文書庫・米味噌倉・網倉・厠
公開状況/公開(冬季休館)

小樽市の東方、ニッカウヰスキーの工場があることで知られる余市町の海岸沿いに所在する鰊漁場建築群である。余市は江戸時代から鰊漁が盛んな千石場所として知られ、往時の当家も上ノ国町から出稼ぎで鰊取をしていたが、明治初頭の場所請負制の廃止により漁場の経営権を得て当地に定住、4ヶ統の鰊建網を保有したという。史跡指定面積1.5haの広大な敷地に主屋を中心に鰊漁に関わる倉群が点在するが、米味噌倉や網倉を火災が懸念される主屋から最も離れた場所に配するは深謀遠慮である。
 




一覧のページに戻る