伊達家住宅
Date



 
伊達市有形文化財 (平成4年9月28日指定)
北海道伊達市梅本町61-2
建築年代/明治25年(1892)
用途区分/開拓団旧領主家
指定範囲/迎賓館(主屋)・御蔵
公開状況/公開

道南の伊達市の歴史は、その名の通り東北仙台藩が戊辰戦争に敗れ家禄を大幅に減じられた結果、明治3年に支藩の亘理藩主・伊達邦成が生活に困窮した家臣250名と共に入植したことに始まる。道内でも気候温暖な当地での開拓は順調に進み、最終的には2680余名が移住を果たしたという。明治政府はその功により剥奪していた藩士達の士籍を回復、邦成公が男爵位を叙された明治25年に当住宅は迎賓館として建てられた。玄関脇の洋室や階段の手摺等に洋風の意匠が散見されるが、全体は和風を基調とした品のある建物となっている。




一覧のページに戻る