美唄屯田兵屋
Bibai cultivator house



 
北海道指定文化財 (昭和47年2月17日指定)
美唄市指定文化財 (昭和45年12月22日) 
北海道美唄市大通西1条北2-2-1
旧所在地・北海道美唄市癸巳町
建築年代/明治24年(1891)
用途区分/屯田兵
指定範囲/主屋
公開状況/外観のみ常時公開
美唄市街を縦貫する国道12号線脇に所在する初代美唄市長・桜井省吾氏の旧宅内に移築されている屯田兵屋である。当住宅は明治24年に編成された騎兵隊員の住居で、その役柄に対する特徴として住宅脇に厩が付属している。主屋主体部の形式としては陸軍省の標準仕様に倣い、建屋の半分程を土間が占め、床上部として板の間と4.5畳、6畳の居室が奥に並ぶ。美唄には明治24年~27年にかけて合計400戸の兵員が入植、間口10間、奥行15間の約150坪程度の宅地が与えられ、間口5間、奥行3間半、建坪17.5坪の兵屋が給されたとのことである。今となっては広大な北海道の開拓に従事する者たちへの支給地としては、余りにも僅かな面積と思われるが、全てを人馬で賄っていた時代にあっては、この程度が分限に叶ったものであったのだろう。



 

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