奥会津博物館
福島県南会津郡南会津町糸沢字西沢山3692-20

旧大竹家住宅
国指定民俗文化財 (平成2年3月29日指定)
旧所在地・福島県南会津郡南会津町糸沢字今泉平
建築年代/享和元年(1801)
用途区分/馬宿
移築建物/主屋



旧猪股家住宅  福島県指定文化財 (平成13年3月30日指定)
旧所在地・福島県南会津郡南会津町塩江字根岸
建築年代/18世紀前半
用途区分/
移築建物/主屋
 
旧杉原家住宅  南会津町指定民俗文化財 (平成元年3月24日指定)
旧所在地・福島県南会津郡南会津町塩江字上坪乙-979
建築年代/18世紀後半
用途区分/染屋
移築建物/主屋・小屋(藍寝床)
杉原家の創業は18世紀後半の宝暦年間と伝え、田島地域で最も古い染屋とされている。藍染、旗染、型染を生業とした。寄棟造・平屋建で梁間10間半、桁行5間の規模を誇る。昭和63年に当園に移築、
屋内の土間には藍甕が埋められており焼物の入手困難な土地柄にあって白河石(安山岩)製とする点は地域色である。
田島町中心市街より西方2kmの位置、只見・新潟方面へと繋がる国道289号線沿いに所在していた。初代が天明年間に没したことが過去帳より明らかで、当地において200年以上も染屋を営んでいたことになる。

 
旧山王茶屋  南会津町指定文化財
旧所在地・福島県南会津郡田島町糸沢字山王3254
建築年代/明治2年(1869)
用途区分/茶屋
移築建物/主屋
当住宅が所在した旧田島町の山王峠は、福島県南西部の栃木県との県境に位置する標高906mの峠である。若松城下と下野国今市宿を結ぶ南山通(別称・会津西街道)の宿場町であった糸沢宿と横川宿の中間地で、当住宅は峠から北に1km程下った場所に在ったという。そもそもは南山通を往来する人々の小休止や宿泊、物資の取次等の便宜を図る目的で元和3年(1617)に整備された茶屋建築であったが、幕末の戊辰戦争で慶応4年8月に官軍により焼き討ちに遭い、翌明治2年に同規模で再建されたと伝えられる。代々、渡部家が営んできたが、明治中期以降は東北本線や磐越西線の鉄道開通により往来が著しく減り、昭和初年頃に茶屋の営業は取り止めている。

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