銘苅家住宅
Mekaru



 
国指定重要文化財 (昭和52年6月27日指定)
沖縄県島尻郡伊是名村伊是名902
建築年代/明治39年(1906)
用途区分/士族(夫地頭職)
指定範囲/主屋・アサギ・メーノヤ・ヒンプン・石垣・宅地及び畑
公開状況/公開

沖縄本島の北方に浮かぶ伊是名島に所在する士族住宅である。伊是名島は琉球第二王統・尚氏の祖・尚円公の出身地で、当家は尚円公の叔父に当る系統である。王の祖先を祀る伊是名玉御殿の祭祀を司るとともに「銘苅大屋子」という夫地頭職を世襲した特異な家柄で、その様は伊是名集落の中でも際立つ屋敷構に顕れている。集落内で一般的な野面積とは異なる精巧な切石積の屋敷前の石垣はその最たるもので、ウフヤと称する主屋の他に座敷(アサギ)、畜舎(メーノヤ)等の建物群も実に魅力的である。



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