体育 逆上がりの指導のコツ

 〜たかが逆上がり、されど逆上がり。やっぱり逆上がりが
   できる、できないというのは、子どもにとって大きいのではないかと思います。
     できるもんなら、できるようにしてあげたいですよね。
        そこでいくつかのコツを紹介します〜


                                             

逆上がり・4つの声かけポイント!

1、「後ろにいる○○くんの顔をけるつもりでまわるんだよ!」
   (サッカーが好きな子には、「オーバーヘッドキックをするんだよ」でもいいかも
   しれません。)
  →踏み切りが弱い子に強く片足で踏み切ることと、踏み切った足を後ろに持って
    くるようにすることで、肩が後方に回転します。
    上体を後ろに倒すわけですが、逆さ感覚が身についていて、度胸がある子な
    らいいですが、そうでないからできないことも多いと思いますので、倒すという
    ふうに言うよりも、足の向きを意識させたほうがいいと思います。
    できない子を見ていると、自分の前の空間をけっています。頭の後ろ辺りを指
    して「ここをけるんだよ」といってあげるとイメージがつかみやすいと思います。
    「トトーン」のリズムだよとアドバイスしてもいいと思います。

2、「おへそと鉄棒をできるだけくっつけて!」
  →腰が鉄棒から離れないのが鉄則です。そして、腰が鉄棒の上にいけば回れま
    す。無理やり力で腰を鉄棒の上に持っていくこともできますが、回転力を利用
    するとなれば、ある程度腰が鉄棒から離れてしまいがちです。
    しかし、腰が鉄棒から離れれば、足が前にいってしまい、さかさまになることが
    難しくなりますね。腰を鉄棒の上にのせるには、鉄棒から離れないようにする
    のが一番です。
    そのために、ひじは途中まで曲げていくことになります。

3、「ひじを曲げて!」
  →というわけで、ひじが伸びていては、おへそと鉄棒の距離は離れてしまいますね。
   ひじは曲げて、というのも腰を鉄棒の上に乗せるための方法なんですね。

4、「つま先を回る方向に向けるんだよ!」
  →鉄棒から腰が離れないようになったけど、さかさまの状態で止まってしまう場合
   踏み切りが足りないか、つま先が回り方向に向いていないので回転を止めてし
   まっているかどちらかだと思います。
   この指示で、あと少しという子はたいていできるようになると思います。
   体が上がってきた最後の辺りでは、足はそろえることになります。
   最後は「胸をはる」ようにすると、頭が持ち上がってきます


逆上がり練習法

・ベルト式補助具をつかう
 自転車のチューブやタオルでもできますが、安全を考えるときちんとした補助具がいい
 と思います。腰を鉄棒に近づけた状態で固定し、あとは回転を加えるだけで逆上がりが
 できます。
 最初の段階はこれで逆さ感覚や逆上がりの感覚を練習するといいと思います。
 これを使えば回れるのですが、このままでは発展しないので、だんだんベルトを伸ばし
 ていきます。そして、踏み切りをしっかりとできるようにします。あんまりベルトに体重を
 かけないようにするのが、上達する秘訣です。

・お父さん回りをする。
 逆さ感覚を磨くのは、幼児のうちからがいいのですが、その感覚のない低学年などは、
 「お父さん回り」をさせてあげるのもいいでしょう。(多少力が要りますが)
 子どもと大人が向かい合って両手をつなぎ、子どもは大人にぶら下がるような格好で
 後方に回ります。最初は、大人のひざや体に足をかけて上がり、腕の間を抜くようにし
 ます。慣れてきたら、両足で地面をけってくるりと宙返りのような感じで回ります。大人は
 回転するとき、子どもが手をいためないように、手首辺りを持つようにするといいでしょう。

・仲良し回りをする。
 逆上がりをしたい児童ともう一人手伝ってくれる児童2人でやる練習方法。
 背中と背中を合わせて一人が逆上がりをする体制になります。もう一人は腰を曲げて
 背中で背中を押すようにあわせます。
 下の人は小刻みに後ろに進みながら背中で上の人を押し上げていきます。背中を台の
 ようにして上の人は逆上がりをします。
 上の人がある程度上がったら、下の人はそのまま後退し、鉄棒の後ろに離れます。上
 の人は逆上がりをそのまま続けます。

・道具を利用して踏み切りの練習をする。
 逆上がり練習器(板が横にいくつもついたもの)がおいてある鉄棒はそれを使ってもいい
 と思いますが、それ以外の鉄棒では、跳び箱と踏み切り板で踏み切り練習のしやすい場
 を作ることができます。
 3段ぐらいの跳び箱に踏み切り板を斜めに置き、それをけって逆上がりをします。けるのは
 1回というのを徹底させると上達が早いと思います。
 だんだん段を減らし、最後は何もない場でできれば完成ですね。


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