体育 なわとびがとべない子への指導

      〜ここでは縄跳びが全く出来ない子への指導、
                二重とびができるようになる指導のコツを紹介します〜

                                                 


○どんな縄がいいのか?

 ・縄がよくなくてとべないのはかわいそうですね。
  いろいろな縄がありますが、空気抵抗が少なく、かつ適度の重さがあるものがいいと考えますので
  直径4ミリのビニールロープが一番やりやすいと思います。グリップも長いもののほうが、二重とび
  や交差とびには有利なようです。20センチほどある縄も売っていますので、もし聞かれたらそれを
  すすめるとよいと思います。

○ロープの長さと基本の姿勢

 ・身長にあわせてロープの長さは変わります。グリップを握り、片足でロープを踏んだとき、ロープの
  端が胸と肩の間ぐらいにくるようにします。上達すると腰ぐらいでもいいようです。肩を越えるような
  ロープでは長すぎます。
 ・跳ぶときの姿勢として、体を「く」の字に曲げない、リラックスをして跳ぶ、足はかかとをつけないで
  前の部分で着地するなどをアドバイスするとよいと思います。

○前回りとびが一度もできない子

 ・前回りとびが一度もできないような子は、「リズミカルなジャンプができない」「とびなわを手首で回
  せない」「回す動作と跳ぶ動作をあわせて跳ぶということができない」といったパターンが見られま
  す。そこでいくつかのステップを踏んで練習するといいと思います。

 ・ステップ1「てつなぎジャンプ」
  連続してピョンピョンと跳ぶことができない子には、教師が子どもと向き合って両手をつなぎ、いっ
  しょにとぶとよいでしょう。
 ・ステップ2「拍手にあわせて」
  手をたたくタイミングにあわせて跳びます。一定の間隔でやってあげるといいでしょう。その音にあ
  わせていっしょに跳ぶようにします。このとき、足の裏全体でなく、「つまさきでとんでごらん」とアド
  バイスするといいでしょう。
 ・ステップ3「跳んで拍手!」
  跳びながら、空中で拍手をします。一回に跳ぶごとに一回手をたたくようにします。
 ・ステップ4「縄跳び片手回し」
  1本の縄跳びを半分に折って片手で持ちます。どちらの手でも回せるようにします。
 ・ステップ5「ロープ地面打ちジャンプ」
  縄跳びを両手で普通にもち、後ろから前に回し、前方の床をうつようにします。うった後は、床上の
  ロープを両足ジャンプで飛び越えます。
  このタイミングをロープに合わせていくと1回は跳べるようになります。うでを大きく振りたくなる子が
  多いと思うので、脇をしめ手首で回すようにだけ心がけてあげます。

○二重とびができない子

 ・二重とびができない子は、たいてい体が「く」の字に曲がっている子が多いようです。どんなとび方
  でも背筋を伸ばしてリラックスしたフォームがいいとアドバイスしてあげましょう。

 ・二重とびのポイント
  「縄を早く回転させたい。したがってグリップを下にたたきつけるような感じで、腰の位置ですばやく
   上下運動させる。」
  「1回とびよりはほんの少し高めにジャンプする。膝は曲げすぎない。」

 ・ステップ1「30秒70回とび」
  リラックスしたフォームでしかも早くとべるように。
 ・ステップ2「手打ちジャンプ」
  伊東家でもかつて紹介されていましたが、縄を持たず、ジャンプして胸の前で2回手を空中でたた
  きます。「タターン、タターン」のリズムを意識できるまでやります。10回以上連続でできるぐらいを
  めやすに練習します。
 ・ステップ3「もも打ちジャンプ」
  手打ちジャンプとおなじリズムを今度は縄を持つ位置に近いところで手を動かせるよう、ももや腰
  を空中で2回たたく跳び方をします。これも10回連続をできるようにします。
 ・ステップ4「ロープ空打ちジャンプ」
  ロープを2回回せるように練習するため、ロープを2つ折にして片手に持ちます。1回のジャンプで
  2回転させ、床にうちつけます。左右交互に10回ずつします。「タターン」のリズムは意識させましょ
  う。
 ・ステップ5「一回旋から二回旋へ」
  すぐ二重とびに入るのではなく、最初の数回を普通の前回りとびをしておいて、二重とびに入ると
  うまくいきやすいと思います。「タン、タン、タン、タターン・・・」という感じです。この際、グリップの動
  きが速く回そうとするあまり、ぐるぐるまわしがちですが、「グリップを上下に小さく動かすだけだよ」
  とアドバイスしてあげるといいでしょう。


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