子どもに伝えたい
    昔から伝わる遊びいろいろ
  〜昔から伝わる遊びには、テレビゲームとは違ったみんなで遊べるよさがあります。
        ちょっとしたレクリエーションやたてわりなどの活動の参考にしてください。
             生活科や体ほぐしにつかえるものもあります〜

  

                                                   

ゴムとび

    ゴムとびは、大正の終わりごろから昭和の初めごろにはじまった遊びです。とび方には、
   わりと簡単なものから、上級のものまであります。いくつかの遊びごとに紹介します。
  《段とび》
    5人から8人ぐらいの仲間が集まり、じゃんけんで負けた二人がゴムひもの両端を持ち
    ます。くるぶしから始まり、膝、腰、胸、肩、頭とだんだんに高さを変えていき、失敗する
    と持ち手が変わります。また、高さによって跳び方を変えたり、持ち手が跳び方を指定
    することもあります。
  《男とび》
    膝ぐらいの高さの時、前向きにひもをまたぐようにして跳ぶ跳び方。
  《女とび》(丸とび)
    腰ぐらいの高さの時、体をひねりながら後ろ向きに跳びます。
  《逆立ちとび》(大阪とび)
    胸や肩の高さの時、ひもの前で両手を地面につき、逆立ちをして、ゴムにつま先をかけ
    てとび越します。
  《手おさえ回りとび》
    両手でゴムを地面に押さえ付けながら跳ぶ跳び方。
  《ケンケンとび》
    跳んだあと、片足で着地し、そのままケンケンしていなければ、失敗と同じになります。
  《足かけ》
    8人〜10人ぐらいが集まって遊びます。ゴムひもを輪にして、持ち手は輪の中に入り、
    両端に立つやり方です。跳ぶ人は、後ろ向きに片足を手前のゴムにかけて跳びます。
    次に後ろのゴムをひっかけて跳ぶのです。高さも変えていきます。
    もう一つの足かけの跳び方は、輪にしたゴムを、足でパー、グー、パー、としながら跳
    ぶようにします。調子をとるのに、「メリーさんのひつじ」を歌いながら跳びます。
  《イロハニこんぺいとう》
    3人から6人ぐらいが集まり、輪にしたゴムでいろいろな形を作って跳んだりくぐったり
    する遊びです。ゴムの持ち手は、「イロハニこんぺいとう・えいやっ」という掛け声ととも
    に、両手両足を使っていろいろな形を作ります。
    跳ぶ人は、後ろ向きで目隠しをしてゴムの形を想像しながら「跳ぶ」「くぐる」「もぐる」の
    どれか一つを言います。形がどんなものでも、自分が希望した方法でゴムを越さなくて
    はいけません。

石けリ

    「石けり」は普通2人から6人ぐらいで遊べます。人数が多いとなかなか順番が回ってき
   ません。
   使う石は、丸くて平らな小石がむいています。
  《けんぱ》
    まず地面に円を描きます。(下の図のように)
          踏みきり線
             @ 
            AB
             C
            DE
             F
            GH
             I
    次にジャンケンで勝った人は、踏みきり線の前から石を@に入れます。
    石が入っている円は飛び越し、円が二つ横に並んでいる所は両足で、円が1つのところ
    は片足でIまで行ったら、向きを変えて同じように戻ってきます。
    @の円に片足で入り、石を拾って戻る方法と、石を円外に蹴りだす方法とがあります。
    成功した場合は、Aに石を入れて順に進みます。成功すればどこまでも続けることがで
    きますし、先にIまでたどりつけば「より」となります。失敗したら次の人と交代します。

  《世界一周》(どこいき)
    普通、5人〜6人ぐらいで遊びます。地面に円を描き、分割した中に色々な行き先を書き
    こみます。
    離れたところから、石を投げ、全員の行き先が決まったら、一斉に目的地に行って帰る
    遊びです。もちろん近い場所で、もっとも早く帰った人が一番という結果になります。

ビー玉

  《島出し》
    地面に自由な形で円や四角、星型などを描き、みんなで同数のビー玉をその中に置くこ
    とからはじまります。ビー玉の置き方も自由で、真ん中にかためたり、バラバラに置いたり
    各自が自由に勝手に置くのが普通ですが、話し合いにより一人がそれをまとめたりする
    こともあります。
    2〜3メートル離れた線からビー玉を投げ、投げた玉、当てた玉、円外に出た玉は全部も
    らえるのです。残りのビー玉が半分ほどになったら、残っているビー玉の中から一つを選
    び、これを「親ビー」といいこの親ビーを外にはじき出した人が全部を取れるというルール
    の遊びです。
    もらえるルールは多少違うのもあり、円の外に出ないと、自分が投げた玉もそれ以外の
    玉ももらえないというルールもあります。

  《ガッチャン》
    遊び相手のビー玉が、両足の間にくるように立ちます。そして、自分のビー玉を眼のとこ
    ろに持っていき、片目でねらいを定めて、ビー玉を落とし、当たれば相手のビー玉をもらえ
    るという遊びもあります。


くぎさし 

   2人ぐらいから4人ぐらいで遊びます。ジャンケンで勝った人から順番に、地面に左廻りに釘
   (五寸釘)を打ち込みます。前のところと次のところを直線で結び、他の人の釘を自分の線
   で囲んで出られなくした人の勝ちになります。この遊びは「陣取り」とも呼ばれます。


竹馬 

   竹馬遊びには、片足ではねるなどいろいろな仕方があります。
  《鉄砲かつぎ》
   1本を肩にかつぎ、片足で歩きます。
  《鰹節削り》 
   体の前で交差させて、節の部分をこすり合わせて、音を出しながら歩きます。
  《槍突き》
   1本の竹馬を槍のようにかかえ、片足とびをしながら、相手を突き落とします。
  《片手前つき》
   竹馬に乗ったまま、ハンカチなどを拾うという遊びで、その技を競いあった。
   
   その他、「駆け足」「段登り」「川わたり」などいろいろな遊び方があります。


ケンケンずもう

   片足を後に曲げ、その足首を持ち、もう一方のあいている手で相手を突いたり、体をぶつ
   け合ったりして、相手のバランスを崩し、曲げている足を地面につかせたり、片足をつかん
   でいた手を離したりさせたら勝ちです。
   

おしくらまんじゅう

   10人から15人ぐらいの大勢での遊びです。寒い冬の朝などに外でみんなで集まり、背
   中合わせになり、「おしくらまんじゅう、押されて泣くな」と歌いながら、互いにギュウギュウ
   押し合います。塀や壁を背にして、横に一列で押し合う仕方もあります。


馬乗り

   6人から12人ぐらいで遊びます。二組に分かれ、「馬組」は揺り動かして乗る者を落とそう
   とし、「乗り手組」はできるだけ乱暴にのって馬をつぶそうとする遊びです。
   馬組の一人は立ち木や壁などを背にして立ち、次の人はその股の間に頭を入れて、次々
   とつながって馬をつくります。
   乗り手組は全員が乗れるように、先頭の子はなるべく遠くに飛び乗り、飛びはねて馬をつ
   ぶそうとします。途中で馬がつぶれれば、もう一度やりなおし、また乗り手が一人でも馬か
   ら落ちれば、馬組と乗り手組は交代します。
   全員が運良く乗ったら、立っている子と乗り手の先頭の子がジャンケンをして、負けた方が
   次の馬になります。


めんこ
   
  《起こし》
   めんこの基本的な遊び方です。まず、地面に置かれている相手のめんこをねらって、勢い
   よく自分のめんこを打ちつけます。そして、そのとき裏返っためんこは取ることができます。
   取られた子は代わりのめんこを出さなければなりません。こうして裏返しにしていけば、続
   けて何回もできます。1枚も裏返すことが出来ない時は、交代します。

  《土俵めん》(つっけん)
   地面に1メートルぐらいの円を描きます。マンホールのふたの上などでもよいです。まず、
   その円の中に置きめんをして、「起こし」と同じようにうち、円の外に出せば取れます。しか
   し、置きめんがでずに、自分の打っためんこが出てしまうと、逆にそのめんこは相手に取ら
   れてしまいます。


こままわし
 
  《寿命くらべ》
   こまの回転時間を競う遊びで、止まりそうになったらはたき(ひも)はたいて回転を助けて
   いいというルールもあります。
  《すくいとり》
   回転しているこまの心棒に、ひもを輪にしてつりあげ、手のひらの上にのせて、なおも回す
   遊びです。
  《つばめ返し》
   肩の高さでこまを横に投げ、ひもが解け終わる寸前に、手前に引き戻し、手のひらの上に
   乗せて回転させます。
  《けんかごま》
   回転している相手のこまめがけて、自分のこまをたたきつけるように回します。この遊びは
   2人から5人ぐらいで順番に行い、はじかれて止まってしまえば負け、最後まで寿命くらべ
   をして回っていれば一番になり、次は負けた人から始めなければなりません。後の順番ほ
   どはじかれる危険が少ないので有利なのです。


ベーゴマ

  《床入れ》
   二人同時にベーゴマを回し、二つのこまが弾き合って片方が外で飛び出したら、飛び出し
   た方の負けになります。同時に飛び出した場合は引き分け、また片方が床の上でひっくり
   返っても負けです。
  《次ぎ床》
   ジャンケンで負けた子が先に自分のこまを床にまわします。このことを「出しガン」といいま
   す。ジャンケンで勝った子は、「出しガン」を狙ってこまを入れます。勝敗の決め方は床入れ
   と同じですが、同時に床の外へ弾かれた場合は、先に入れたほうの勝ちとなります。


陣取り

  《陣取り》(一般的なもの
   1、まず二組に分かれ、それぞれに陣地を決めます。
   2、少数の人を自分達の陣地に残し、他の人は合図とともに敵陣へ向かいます。
   3、自分より遅く陣地を出た敵にタッチされると、敵陣につながれ捕虜となってしまいます。
     同時の場合はジャンケンで勝敗を決めます。
   4、つながれた人は、味方の人にタッチしてもらうと助かります。
   5、敵陣にタッチするか、敵の全員を捕虜にしたら勝ちとなります。

  《母艦・水雷》
   この遊びは「駆逐・水雷」「軍艦ごっこ」「軍艦遊び」「水雷・艦長」などいろいろな呼び名が
   あります。10人から20人ぐらいの大勢で遊ぶことが出来ます。艦長(大将)母艦(駆逐)
   水雷の役になり、相手を捕虜にするという遊びです。
   1、まず艦長は帽子を普通にかぶり、母艦(駆逐)はひさしを横に向け、水雷はひさしを後ろ
     向きにしてかぶります。
   2、二組に分かれ、艦長1人、水雷が5〜6人、残りの人は母艦(駆逐)となります。
   3、艦長は敵の母艦(駆逐)を、母艦(駆逐)は敵の水雷を、水雷は敵の艦長をねらいます。
   4、タッチされた人は敵陣につながら、味方がタッチすれば助かります。
   5、艦長がタッチされると負けになります。

  《がめ》
   3人から8人ぐらいの仲間で遊びます。タッチした人数分だけ、自分の陣地となる円を増や
   していく遊びです。
   1、中心に大きな円を、周りに人数分の小さな円を描きます。
   2、大きな円と、自分の円に片足ずつ足を置き、ジャンケンをします。負けた人は素早く大
     きな円の中から他の人にタッチします。タッチした人数分だけ自分の陣地となる円を描
     きたせます。
   3、だれもタッチできない場合は「がめ」といって他の人が円を描きたします。自分の円の
     周りを取り囲まれたら負けとなります。

  《デンデン虫》
   3人から4人が集まって遊びます。
   地面にデンデン虫の殻を描き、ケンケンしながら中心まで行って帰ってくると、好きな
   場所をもらうことができます。自分の場所は両足を休めることができ、人の場所は飛び
   越えて多くの区画を取った人の勝ちとなります。

  《どんジャンケン》
   この遊びは10人〜20人ぐらいで遊べます。
   ジャンケンに勝って、相手の陣地のほうにどんどん進んでいく遊びです。平均台の上です
   る方法もあります。
   1、地面にくねくねした道を描きます。そして、両端に陣地をつくります。
   2、同時に両端から一人ずつ出発し、出会ったところでジャンケンをします。
   3、勝った人はそのまま道を走り、負けた人は道を出てすばやく自分の陣地に戻ります。
   4、負けたほうは2番手がすぐ陣地から走りだします。
   5、相手の陣地に一歩でも足を入れたほうが勝ちです。


おにごっこ

  《目かくしおに》
   5人か10人ぐらいで遊びます。
   1、おにになった人は、目かくしをします。
   2、他の人は、手をたたきながら近づいたり、遠のいたりして「おにさんこちら、手のなる
     ほうへ」といいながら逃げます。
   3、おににつかまってしまうと、交代です。このとき、つかまえた人の名前を当てられない
     と交代できないというルールもあるようです。

  《手つなぎおに》
   10人から20人ぐらいで遊びます。おににつかまった人は、次つぎと手をつないでおにに
   なります。
   1、おにを一人決め、他の人は逃げます。
   2、つかまった人はおにと手をつないで他の人を追いかけます。
   3、おにの人数が増えても、両端の人しか他の人をタッチ《捕まえる》ことができません。
   これも、4人になったら、2人ずつに分かれるというルールでやることもあります。

  《すわりおに》  
   5人から10人ぐらいで遊びます。
   1、おにが十数える間に他の人は逃げます。
   2、おににつかまりそうになったとき、しゃがめば安全で、おにになることはありません。
   3、しかし、おにが数を十数え終わるまでに再び立ち上がって逃げなければなりません。

  《高おに》
   5人から10人ぐらいで遊びます。
   地面から高いところにいれば、おにに捕まえられないのです。
   1、おにが数を十まで数える間に、他の人は高いところにのぼります。
   2、おには数を数え終わると、まだ高いところにのぼっていない人や、のぼてっも手の届
     くところにいる人をジャンプなどしてタッチします。
   3、高いところにいる人には、おには自分の靴を投げ当てることもできます。

  《あんの木どの木》
   5人から10人ぐらいで遊びます。
   おにが指定した木にタッチするとつかまらないという遊びです。
   1、まずおにに向かい、みんなが声をそろえて「あんの木どの木」といいます。
   2、おには、「○○の木」と周りの木の名前を言って、他の人を追いかけます。
   3、他の人たちは、おにの言った木を探してタッチします。
   4、木にタッチする前におににつかまったらおにを交代します。

  《色おに》
   5人から10人ぐらいで遊びます。
   おにが指定した『色のもの』にさわっていればおににつかまりません。

  《こおりおに》
   5人から10人ぐらいで遊びます。
   おににタッチされた人は、その場で「冷凍人間」になって動けません。
   全員が冷凍人間になったら、おにを交代します。

  《ひょうたんおに》
   8人から15人ぐらいで遊びます。
   地面にひょうたんの形を描き、みんなが中に入ります。おには外からぐるぐる回って、中の
   人をつかまえます。つかまればおにになります。

  《ネコとネズミ》
   輪の中と外でするおにごっこです。5人から10人ぐらいで遊びます。
   1、ネコとネズミを一人ずつ決め、他の人は手をつないで輪を作ります。
   2、ネズミは輪の中に、ネコは輪の外にいて、追いかけっこをします。
   3、輪を作っている人は、ネズミには逃げやすく、ネコには通りにくくします。つないでいる手
     をあげたりさげたりするのです。 

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