音楽ボランティアの活動(その3)

ところで音楽ボランティアとはなんだろうか。ボランティアというのだから、Voluntaryつまり 自由意志による音楽活動。だれかから強制されたのではなくやりたいからやる。しかし音楽は 演奏する人と、聞く人がいるのだから、聞きたい人と演奏したいとがいてはじめて、音楽が できる。音楽を必要としている人のために演奏するのが音楽ボランティア活動であるといえる。
それでは、いままでオーケストラ活動でやってきた演奏は、どうなのだろうか。自分たちが 演奏したい曲を選曲し、演奏会を開く。演奏を聞く人は、たまたまこの演奏プログラムを聞きたい からくるのか、あるいはこのオーケストラの演奏を聴きたいから来るのかも知れない。
少なくとも、演奏会に出かけようという意思があるという前提がある。それに対して、音楽 ボランティア活動の場合は、この人のために演奏しようという目的意識があり、聞く人の立場では あまり選択子があるとは言えない。そこで、演奏する側は、聞く人の立場を考慮して、プログラム を組む必要がありそうである。


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