3月26日(土)クール・ド・シャンブルバッハ「ロ短調ミサ曲」
今日は府中の森芸術劇場ウイーンホールに、バッハ「ロ短調ミサ曲」を聴きに行ってきた。演奏は、バッハの教会カンタータ を中心に演奏を続けている団体で、混声合唱団と古楽器アンサンブル、ソプラノ、アルト、テノール、バリトンによる、全曲演奏。 実演を聴くのは初めてである。前半が1時間、キリエとグローリア。休憩をはさみ後半第2部クレド、第3部サンクツス、第4部で約1時間。 前列から2列目で聴いていたので、ヴァイオリンを弾くのが良く見えた。バロック式の弓で短くて先が鋭くとがっているのと、弓の張りが 普通の弓と違っていて、棹と毛の間隔が広い。第一Vnが3名、第2Vnが2名、Vaが第1Vnの後ろに2名、Vcが2名、Cbが1名、Fl、Ob、Fg、 Tr、Como da caccia(Hrに似た楽器)、Tmp、Org というフルオケ。
弦の音が現代楽器と違っている。少人数にもかかわらず良く聞こえる。演奏の仕方も弓にそれほど力を入れているように見えない。 弓を弦に当て響かせる弾き方だろうか。音量ではなく音の輪郭と音色・響きで聞こえる。
声楽のSolistの声もすばらしかった。特にバリトンの浦野智行の力強い声と、アルト藤長静佳の心に染みる声が良かった。 とても充実した演奏であった。この楽団によるバッハカンタータBWV.147とBWV.78のCD演奏を買って聴いた。やはり音が非常に純粋で 素晴らしい音だった。
混声合唱団「クール・ドゥ・シャンブル」

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