11月21日(日)バッハカンタータアンサンブルコンサート
日本聖公会聖パウロ教会の聖堂にミサ形式の演奏会を聴きにいってきた。
この聖堂は、天井が高く、堂々としたパイプオルガンが正面にあり、 オケと合唱団が正面左手のベンチに腰掛け、ミサの形式で音楽が始まった。 途中主教さんのお話により、今日の演奏会は、バッハの時代の礼拝の形式を再現する試みとのこと。 バッハは、熱烈なルターの信奉者で、キリストへの信仰と音楽が一体化した結果として、 多くの作品ができた。今日聴いたカンタータ第26番「ああいかにはかなく、いかに空しき」は 初演が、約280年前の1724年11月19日ということだ。
今日の演奏は、上記ともうひとつ、ミサ曲ト長調(BWV236)。ミサは、はじめにオルガンの前奏曲(BWV541) に続き、全員が起立し聖歌を歌う。次に最初のプログラムキリエとグローリア(ミサ曲ト長調)の演奏が始まる。 合唱とバスのアリア、続いてソプラノ、アルトのアリア、テノールのアリア、再び合唱で終わる。
司祭が聖書を朗読。途中主教さんが、バッハの音楽と信仰についてのお話があり、音楽と信仰は、喜びを感じる、 心の安らぎ、心の慰め、論理を必要としないことなど似ている点があるという話。そのあと再びバッハの カンタータ第26番が演奏された。
最後に全員起立し聖歌を合唱して着席。バッハのフーガト長調がオルガンで演奏されるなか司祭が退場する。 バッハの時代のミサを体験した気がした。このあと、ヴァイオリンを演奏していた友人が降りてくるのを待つ。


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