ギャル雑誌


女も30を過ぎると、今まで興味を持たなかった雑誌を

読みたくなる日がある。

私が興味を持って定価で買ってしまったもの、

それは「ギャル雑誌」である。

立ち読みだけで十分おなか一杯だったのだが

なんだか500円以内で買えそうだし、

面白そうなのでレジに持って行った。

買う時、少し恥ずかしかった。でも良い。

これも人生の勉強なのだ。

買った雑誌は「POPTEEN」である。

POPTEENとは、私らが学生の頃から存在していた雑誌だったが

今のようにファッション系ではなく、どちらかと言うとダークなヤンキー系や

エロネタが多い雑誌だったと記憶している。

投稿してくる読者も、
ペンフレンド募集(←時代だね)の

コーナーに乗っていた写真も「そっち系」と言った感じで

「ナイショの女子の実態」みたいな内容が面白かった。


しかし時代は流れ、今のPOPTEENは完全なファッション雑誌。

色とりどりで、見ているだけでパワーをもらえる。

読者は高校生をターゲットにしている感じで

ギャルの予備軍みたいにみえる。



昔、高校生は「コギャル」と言われていたが

今の高校生は「ギャル」と言うらしい。

コギャルと言う言葉自体がもう死語なのだろうか。

私らで言う昔のギャル世代とは

18歳〜22歳くらいを差していたような気がしたが

今のギャルは、高校生から二十歳を言う感じを受ける。

こうやって書いているとだんだん自分が虚しくなってくるが

私は高校生と大学生の区別が付かないのである。

1〜2歳の歳の差を感じ取れないのは

歳を重ねた証拠である。

20代の人を「前半、なかば、後半」としか見れない。

10代後半から20代前半は、みんなギャルに見える。

しかし、リアル★ティーン エイジャーには

1〜2歳の歳の差が分かるような気がする。

日常生活の半分が、同世代に囲まれていると

見える範囲が狭いので、微妙な差が分かるのかと思う。

でも、その生活から離れ、触れ合う年齢も

オールジャンルになってくると


「中学生」も「高校生」も「学生」でまとまって思えてしまう。

もう自分とは接点のない世代なので

リアルな声を聞く事がない。

職場で一瞬、話す機会はあるけど

雑誌の内容みたいな感覚ではない。

そうなると、このような誰にでも読めてしまう雑誌は

手っ取り早く面白く

私を新鮮な気分にさせてくれるのだ。


この雑誌を見ているうちに「ギャル」とは年齢の他に

どんな特色があるのかを考えてみた。

私には良く区別が出来ないけど

とりあえず、
学校で目立つタイプと言う事は分かった。

必ずしも
日焼け+バービーちゃん色の髪の毛

ではない事も分かった。

白い肌に茶髪は「ヤンキー?」と思ってみえた人もいたが

(私にはヤンキーもギャルも同じに見える)

こういう世の中。と言う現状だけは分かった。

「普通にいい子」って言うのが面白くなくいのと

オシャレに一番凝りたい年齢って言うのが

重なっている世代なのかな。

確かに男子だって優等生より

ワルっぽい男の人の方が

危険な魅力があっていいな〜って

思えたもんね。

私らの世代の男性陣だってそうだったんじゃない?

お勉強できます、みたいなイメージより

ヤンキー系に憧れませんでしたか?

それの女性版が、ギャルなのかな。

「自分らの世代を時代に乗ってエンジョイしたい」と言う気持ちは

オールジャンルの年齢に共通していると思う。



そうそう、話は変わるけど

この雑誌について一番納得したのが

高校生雑誌だけど、人生の先輩からのページなどがあった事。

雑誌に踊らされてばかりいないようになのでしょうね。

やっぱり10代って一番、異性の事を考えて生きているでしょ。

恋とオシャレと友達がメインに生きているんじゃない?

でも、そればっかりだといけないのよね。

「ダメです!」と言われたら余計、魅力を感じてハマるよね。

それを分かってなんでしょうね、

しっかりしたお姉さま意見やトークのコーナーがあって

これからの大人になる予備軍女性に

しっかりした道を歩くような話も書いてあるのね。

学校の先生の言葉よりも

そ〜ゆ〜本に載っている話の方が

素直に聞き入れたりするもんね。


ファッションも見ていて飽きなかったけど

内容もイケテました。(バブル青田とか!)

一週間、ハマってしまった雑誌です。


いろんな発見があって、面白いです。

機会があったら、立ち読みしてみてくださいね。