厄年、気にする?


「娘が来年19歳で、厄年だから

お祓いしてもらわないと!」と

38歳のIさんが言う。

42歳、独身の私からすると

娘が19歳と言うのには、

「19年間子供を育てた」と言う

私には経験のない子育ての重さが

びっちり詰まっている。


私は自分が19歳だった頃に

タイムスリップした方がその19歳の

気分を思い出せるわ。

でも、自分が19歳のピチピチだった時

厄年って言うのを気にした事がなかった。


「地域によって異なるとは言うけど

私の実家の方だと、

枕の下に赤の布を

入れて1年過ごすといいと

言われていたの」

ええ!そうなの?初めて聞いた。

私はそういうの

あまり気にした事が

なかった。

住んでいる地域や、

周りの人達も

あまり気にしてる人が

少なかったような?

むしろ、19歳の時って


「厄年の事よりも、19歳の誕生日に

シルバーリングを彼氏にもらうと

幸せになるんだって。」と

言う事は聞いた。

「あ、そう言うのもあったっけ?」

「あったあった!でも

そのもらった相手とは

結婚できないって

聞いたよ」私は言った。

本当の所はどうだったか分からない。

当時19歳を迎える私は

厄年よりも
、シルバーリングの事の方が

頭を埋めていた。


あの時は、色んな友達などに

19歳祭り(?)で

シルバーの小物が集まってきた。

キラキラしてて嬉しかったんだけど

もらって悲しかったのは

シルバーのピアス。

私は金属アレルギーなのを

その時に初めて知った。ピアスも

もう20年以上経つのにいつまでも

18Kしか付けれないのだ。

話は戻るが

「19歳=厄年」と言う概念はなかった。

しかし、厄年の事にシビアな人達は

「悪い事が起きないようにしないと!」

と、言う。



悪い事ね〜・・まあ言われてみると

「31歳の時に、

駐車場に止めてた車を

ぶつけられた事が

厄年だから」と言ってた人が居た。

事故に遭うのが大難だとしたら

愛車をぶつけられただけで

小難で済んだと。

そんな話を聞いた時は、私もリアル

「31〜33歳」はちょっと注意した方が

いいのかな?と思った事もあった。


同級会なども、厄年のお祓いもして

もらうのを兼ねて、神社に集まると

言う事があるらしい。

(私は毎年、初売りの時期なので

参加出来ないので、声もかけて

もらえなくなった。)

31〜33歳の第二次結婚ブームの時

結婚式に呼ばれる事で

厄年の厄を落とせると言う

話も聞いた事が

あって、もしかしたらそのお蔭で

何も悪い事起きなかったのかも!?

「みかりんさん。それって

厄が消えたんじゃなくて

お金が消えて行ったんだよ!

きっとそれが

厄年だったんだよ!」とIさん。

おお!そうかそうか!

お金が羽を付けて飛んで行ったのね〜!

きゃはははは!と笑い合う。


でもね、私42歳になったけど

別にこれと言った悪い事って

その厄年と言われる年齢にないような?

「あのね、
そういう人って

自分の代わりに誰かが犠牲に

なってくれてるんだよ!だから

みかりんさんピンピンしてるんでしょ〜

がははははは!!」と笑われる。


そんなIさんは厄年の歳に

「手術をした事があった」と言う。

手術か〜・・そうなると

厄年!?って思いたくなるね。

あ、私も腸のポリープカットしたよ。

切腹じゃないけど、あれも

カメラを入れてやってカットしたのが

手術扱いになるんだってね。

じゃあ、私もポリープカットした40歳の

時って、厄年?


男の人なら、40歳位だっけ?

「男も女も関係ないって言わない?

特に49歳は一緒だってよ」

あ〜・・そうなんだ。



なんか、健康面の事って

厄年と言うより

「女なら7の倍数」

「男なら8の倍数」って言うでしょ。

7の倍数絡みの年齢で、

女性特有の病気になりやすい年齢など。

あ、でもあれって女の一生、

男の一生みたいな数字と基準か。


悪い事が起きたら、

厄年と思うIさんに対して

私は悪い事=オカルト現象と

思ってしまっている。

そこに生きている次元のズレを

感じた。