美人とはないか?を読んで


こないだ中村うさぎさんの本を買った。「美人とは何か?またブスとはないか?」と言った、

女の核心をついた、大変興味深い内容である。内容も盛りだくさんで、面白おかしく読めました。

ここで、私が一番 面白いと思った事を書かせてくださいね。


★うさぎさんが言う「美人」とは、顔の構造もそうだけど、

 バランスの取れた顔が必ずしも美人ではないそうです。

 何処かバランスが崩れていて、そこが強調されているのが、美人に見えるとの事。

 EX,目が大きいとかアゴが小さすぎるなど。顔のパーツの主張が、美人に見せるとおっしゃる。


ね?面白いよね。そう言われてみると、みんな目玉大きく見せようとしているのも納得しない?

一部を主張して、他を控えめにするのはメイク法も同じだよね。

例えば、口紅に色を濃く使ったら、目元は控えめにするとか。やっぱり全て

同じバランスに保ってはいけないんですね。

パーツを凸凹にし、美人を作り上げるのは、
整形もメイクも同じ道理なのでしょうか。

アンバランスに作成した方が、主張が目立つらしい。それが全体のバランスとしてみた場合、

美人系に見えるものらしい。




★顔の構成も大事だが、「顔つき」で美人度も変わるとの事。


これは簡単に言うと、表情美人って事だと思うのだが、確かに顔の筋肉が作り出すマジックって

あると思う。ビューティーコロシアムなんて見ていても、整形してなくてもきれいになると

顔の肌ツヤも違うし、表情が明るいと美人度アップするよね。これって追求すると

目が生き生きしているかどうか?って感じしません?表情美人とは日頃の過ごし方なのかな。

ストレスに押しつぶされたら、いい表情できないもんねえ。

ストレス。いくらメイクを変えても 心までは変えられない事がありますよね。

昨日と同じメイクをしても 気分が沈んでいると、顔つきが違う。これは実感です。

これも突き止めてみると、
目元の筋肉が活発に動いていないんですよね。

この筋肉まではメイクでカバー出来ないから、誤魔化しが利かない分、

私生活の充実感で補いたいと思います。


感想


うさぎさんの本は、とても考えさせらえる事が多く、また、今まで書いていたブランド衝動買いの本とは

違った内容で、楽しい時間を過ごせました。私がここに挙げた内容は ごく一部ですが、

本の内容は100%果実のような、濃いジュースを飲んだ後味の残る思いです。

美人とは顔の構成なのかと言った内容から始まり、「女ウケ ゾーン」「男ウケ ゾーン」と言った

キャラクターを色で表す、色別チャート付きのカバーも、目の保養になりました。さらに

人間性より女らしさを綴った、ニューハーフとの

雑談なども書いてあり、退屈せずに読みました。

面白い世界で生きている人なんだなあ。と言う思いと、うさぎさん独自の視点に、

様々な発見があり、金額以上の満足感を得た一冊でした。今度、貸すからね。