爪が割れる


私は爪が長い方だと思う。

爪が長い方が、ネイルが映えるし

女子力UPだと思っているのだ。

幼女時代には、シジミみたいな爪に甲が嫌で

シャーペンの先で、細長くなるよう突っついていた。

その甲斐があって、綺麗な爪が出来た。

(ただ単に成長して指が伸びたのでは?)

そして、爪も程よい感じに長くしているので

指先はいつでも綺麗よ〜。

カラーはいつもピンクと白の

フレンチネイルよ。(ネイルサロンじゃなくセルフ)


そんなプチ自慢(?)の私の指先ですが

ツメ割れが起きるんです。

20代の頃に比べたらほぼ

なくなってきたのですが。

前は、ツメ割れした時の応急処置で

「貼らないバンソウコウ」と言うのが

あるんですけどね。

それってジェル状になってて

すぐに固まるんですよ。

なので、ツメ割れした場所に

その貼らないバンソウコウと言うジェルの薬を塗り

さらに、ネイル用のトップコートを塗るんです。

すると、頑丈になるんですよ。

私、昔はこの「貼らないバンソウコウ」持ってたんですが

歳を重ねたら、爪も割れなくなってきて

過ごしていたんですね。



所がこの頃、右の親指の爪が

ヒビが入って来ましたよ。

思い当たる節は、ありました。

サンプル用の小さい洗顔フォームを

使っていたのですが

残りが少なくなり、思いっきり親指に力を入れて

チューブ付近を押していたんですね。

その時に、爪にヒビが入ったみたいです。

この時はまだ気づきませんでした。

そんな所に力を使わず、さっさと

洗顔フォームを真ん中から

ハサミで切ってしまって

残ってる洗顔フォームを指でかき集めれば

良かっただけの話しです!←ケチ


「まだ出る出る出る」と思って

一生懸命チューブ付近を押してたんです。

私のツメが甘かったのか

全然出てきませんでした。

そして、私の親指の爪がぶっ壊れてきました。


最初の2〜3日は、痛くも痒くもなかったのです。

歳を重ねて、痛みに鈍くなったのでしょうか?

右の親指を見たら

右端からヒビが入ってるだけでした。

トップコートを塗って、爪を補正してるから

大丈夫と思っていました。

所が悲劇は始まります。

トイレに行って、下着を下げる時など

右親指の爪が痛いのです。

この痛みとは、ヒビが広がっているサインなのです。

しかも、一気にヒビが横に伸びるのではなく

本当に1〜2ミリ程度に進行するのです。左側へ。

向かう先は左側なのです。

もう進む道は決まっているのです。

人生とはそんなものだと気付かされた瞬間でした。

私の様に、親指にヒビが入ると

下着を戻すのすら、慎重になるます。

そして爪から血が出てないかチェック。

幸にも血って出ないんですよね。

ムリにはぎ取れば(キャー!痛い)

出るんでしょうけど。

ドMじゃないから、そんな事積極的に

するワケないじゃないですか。

そして、何食わぬ顔でトイレを出ます。

私は、ヒリヒリした右の親指を常にチェックです。

もう、久しぶりに「貼らないバンソウコウ」を

買った方がいいかな?とも思いました。


でも、今の私にはそれより

こないだ「ばかうけ」を食べて

変な噛み方をして、口内炎が出来たので

どうせ買うなら、口内炎の薬の方が

優先的なのです!(両方買えよ!)


痛みは、爪より口の方がイタイのです。


何故、私はこんなに痛い女なのでしょうか!?

今、改めて痛感してます。



その後も私のツメのヒビ割れは

続きます。

爪の左側に、行きつくところまで

行きつかないと終わらないです。

勤務中、ちょっとボールペンを

ウェストポーチから取り出そうとした時など

グキッとやってしまった。

あ〜・・これは本当に痛いわ。

こういう時、痛みを感じて初めて

どんなに爪が割れてないって

普通に右手が不自由なく使えて


幸せなんだと気付かされますね。

当たり前に出来てた事が

痛みのせいで、通常モードに出来ない。

有難いと言う言葉は

「当たり前が、ありがたい事だったと

なかなか思えないから

「有る」のが「難しい」と

書くと私も痛感しました。


・・と、ちょっとマジメな事も書いてみる。


私はこのヒビの入った爪で

いつまで過ごすのか

プラプラになった爪は、トップコートで

誤魔化せないレベルになってきました。

いよいよセロハンテープで固定です。←

私は接客業なので、このような指先で

お客様とやり取りはしたくないですね。

ああ・・と思ったその瞬間

セロハンテープで固定した爪の先を

触れたら、なんだか取れそうです。

こ・・これは1ミリくらい痛い思いをして

左側に引っ張れば解決するかも!と

覚悟をしたら、なんとポロリと

爪が落ちました。

痛くなかった。

私の爪の先は、

剥がれ落ちそうだった爪の下の方から

密かに新しく生まれ変わっていたらしく

きちんとした新しい爪が生えていました。

スゴイ!人間の細胞って凄い!

これぞ神業ですね。



普通に親指が使えるって

痛みを伴わなくて

幸せですね。