初★電車ディスコB ブラックライトに光る車内。 ずっと爆音で流れているBGM。 再び電車の中に戻ると 涼しい風が心地よい。 てっちゃんに「大丈夫?胃薬飲む?」と 声を掛けたら「大丈夫だよ」との事。 発車するまで椅子に座っていると 私達の前に沢山の人が立っている。 アフロチームも居る。 Kさんは「これからデッドオアライブ かかるから! 芋ほりダンスするから!」と言う。 電車で芋掘りダンスって どんな感じなんでしょう? MさんとAさんも、芋掘りダンスをするのね。 じゃあ、この辺の人達と輪になるのね。 電車が再び動き出す。 座っているてっちゃんに側に居た男性が 「座っている場合じゃないよ!踊らなきゃ」と 声を掛けていた。 立ち上がったてっちゃんは、見る限るは 元気いっぱいに見える。 窓の向こうは夜空。 車内は、またディスコのノリ取り戻した。 運転してない方の車掌さんが またノリノリで こっちを見て踊ってる。 私らも盛り上がり絶好調! ふと、そんな時あまりにも動き過ぎて 私のボディコン、肩ひもが片方取れてしまった。 (どんなに激しい踊りなのだ?) それに気づいてくれたAさんが 私の肩ひもを直そうとしてくれたけど これはどうやら、途中から切れてしまって 修正するには、縫い合わせないといけないみたい。 「お気遣いありがとうございます」と言って 踊りながら頭を下げた。 すると、私の隣に先ほどトイレ休憩で お会いした郡山から来たお姉さんも居た。 まあ。帰りの電車の中で一緒に踊れて (↑聞きなれない日本語だな。) 嬉しい!そのお姉さんにも 私の片方のヒモの心配をされてしまいました。 こんな状況で、肩ひも取れて ピタピタのボディコンで、体のラインを 思いっきり見せて踊っていても 電車の中なのに、痴漢に遭わない。 (↑これも聞き慣れない日本語だな。) 電車が時々止まる。その時 車掌さんが外に出て踊っている。 その見慣れない光景が素敵過ぎる! また、私らの窓から見ると 普通の電車が止まっている時に 何も知らないホームのお兄さんが 私らを見て笑顔で手を振っていた。 それを見た車内の人が 「あ!手を振ってくれてる! あの人はいい人だよ!」と言っている。(笑) うん。私も手を振る代わりに 扇子を振って見て見たけど 丸顔で、黒ブチメガネの男性だった。 確かに人が良さそうだ。 この男性に幸あれ! こっちのノリが、ホームの向こうに居る人に 届きますように!と、 良く分からない祈りをする。 BGMは「Y M C A」がかかった! 思わず私「ひでき〜〜!」と 叫んでしまったよわ。← みんなサビの部分で、吊りを手放して 「Y」「M」「C」「A」を両手でする。 この時、しっかり足で体を支える! 結構、いい運動になるよ! 踊る時だけじゃない、 電車内で、みんなで写真を撮る時も しっかり両足で バランスを取らないとダメなんだね。 Aさん夫婦と、Kさんと私で写真を 撮ってもらったんだけど 自分の体、支えるの大変。 Aさんの旦那さんが、気遣って私を 支えてくれたよ。 写真を撮る方も大変。ブレるのね! 写真と言えば!向かい側にいた 山形の着物ドレスチームの 可愛い女子が 「一緒に写真撮ってもらっていいですか?」って 声を掛けてくれたの〜! 嬉しかった。色んな人に出逢えて 会話らしい会話もないけど 同じ空間で、一緒に楽しい時間を共有していると どこかのサークルにでも入っている気分になった。 みんな同じ気分でいるのが嬉しい。 大人の遠足みたいな気分にもなってきた。 今日の電車ディスコ体験自体が アウトドア派の遊びと思えてきた。 とにかく、通常の電車とは違う世界だったので 私の感覚も、肩ヒモもズレてる。 あと、ここで撮ってもらった写真 私、心の底からの笑顔になっている。 そうそう。「デッドオアライブ」の曲。 芋掘りダンス、来た来た〜!! フロアとは違う芋掘りダンス。 周囲が輪になって、中央に集まる。 私はしっかり、吊りを持って参加した。 気のせいか、捕まる所があると 腰に来るこのダンスも、平気。 着物ドレスチーム、必死! 汗だくになっていたよ。 着物って、生地も厚そうだよね。 鶏のカチューシャ付けたお姉さんが またKさんと激しく芋掘りダンス。 いや〜・・なかなかいいコンビっす。 こうして、約30分の電車の旅は 終了に近づいてきた。 電車ディスコは、ずっと盛り上がり 満員電車の中で、 みんなひたすら踊る。 「CHOO CHOO TRAIN」は ピッタリ過ぎてGOOD!だった。 そう言えば、この電車は 「飯野坂温泉駅」と言う 温泉に行く電車なのかな? 途中に止まる駅はなく、 ここが終点かと思った。 それで、帰りは 来た道ではない方向を走って 桜水駅と言う所を通り (ここで休憩)グルっと一周回って 福島駅の東口に戻るらしい。 今度は昼間、温泉を目指して この電車に乗ってみたい。 今日は色んな出会いがあった。 今まで踊っていたフロアとは違う 動く箱の体験は面白かった。 プチ旅行の気分も味わえた。 電車が福島駅に着いた。 あっと言う間の時間だった。 すっかり夜になっていた。 私とてっちゃんは、明日仕事なので これで帰る事にした。 皆さんは、この後の2次会で 違う箱で踊るらしい。 行ってみたい気はするけどなあ〜。 てっちゃんは、なんとか餃子も消化して 体調も良くなったみたい。 駅前は、普通に行き交う人達と 私ら電車ディスコに参戦した人達の 温度差!(笑) すっかり夜になった街の中で これからてっちゃんと 駐車場に向かう。 来年もあるそう。 この楽しかった思いを 次回まで温めておこうと 福島の夜空を見上げて思った。 |