あの服が着たい。


先日、CAの素敵なNさんを見てから

私もCAと言う職業に興味を持ってしまった。

(↑アラフォーにして遅すぎ!)

私の身近には、その様な花形と言われる職業に

ついている人がいない事もあり

もう、芸能人をみている気分だった(笑)


やっぱり、高給取りなんだろうなあ。

英語が話せるから、彼氏や旦那さんは

外人なんだろうか?

色んな国に行けて、

世界観が違うんだろうな。

日本での生活しか知らない私と

きっとCAのNさんは、

視界が違うんだろうな。

私より2歳年上で同世代だけど

全く違う価値観で生きているんだろうな。

それであの様な美貌だもの。

こんな地方に居たら

「なに!あのハイカラな人!」って

振り向かれるわ。


そこに居るだけでキレイだから

なんか、いいエネルギーを

もらった気分になった。


私はネットで、「CAになるには?」と言う事を

検索してみた。←

もちろん、学力もなければ英語も話せない。

ましてや40過ぎの女。

今更CAを目指すような事は

まず無理!

だけど、覗いてみる位ならいいでしょ♪

私はまるで受験生の

「これから先の進路」を模索している気分に

陥る事が出来た。


CAになるには、専門学校か短大か

4年大に進む事。それはそうか。

専門学校とは、飛行機の中の事を

そのまま授業で使えるような教室があるらしい。

ほほう。残念ながらそれは大阪だった。

東北では、短大の中にあるCAの科がある所か

4年大と言う選択があった。

短大は、頭のいい学校。

私の成績ではとっても無理な所。

英語英会話が出来ないとダメ。

ガックリ。


「これを見ている皆さんは、

きっと高校3年生でしょう」
と言う文体に

年齢を感じた私。

「いいえ。43歳です」と真顔で

画面に向かって言ってしまった。

43歳でこの様な所を見ていたら

「保護者ですか?」と思われそう。


もし、私が今高校生で

目の前にCAのNさんを見たら

「私もCAになりたい」と思ったのだろうか?

制服姿で、飛行機をバックにしたNさんを

直接みたらそう思うかもしれない。

だけど、元々私は

旅行が趣味と言うワケでもない。

まず、地図も見れないし

知らない国内の土地でも

一人では不安になる女なので

空を飛ぶ職業なんて

まったく圏外!


そもそも、そのような職業についている人が

知人にもいない。

なので、情報すら来ないよね。



堀ちえみの「スチュワーデス物語」を

見ていたくせ
に、子供の時に

「スッチーになりたい」と思わなかったのは

きっと自分には「無理」と

分かっていたのだと思う。


私はパソコンの画面の前で

「本当にこれはムリ」と思った。

TOEIC700点以上と書いてあった。

そもそも、それ自体が英検と何が

違うのか分からないのだ。

さらに水泳の授業もあるとか。

飛行機が落ちたら、泳ぐしかない?

(私も溺れました〜!助けて〜!と

言う暇もなく、乗客の安全を考えるのか。)

人命救助なども。

(人工呼吸とかって、自動車学校での

授業でしかやってないわ。)

体力勝負、不規則な仕事と言う事で

もしかして、
自衛隊並みの体力がないと

ダメなのでは?

あああ〜〜。

始めから「なれるワケない」と

思っていた自分が

正解!と思った。

私が今、現役高校生だったら

CAになりたい!と思っただろうか?

きっとNOだと思う。


上記の件を面白がって

母に聞いてみた。

「私がもし、今高校生で

スッチーになりたいから

進学したいと言ったらどうしたかな?」

母は大爆笑だった。

「あーはははは!無理でしょう?

なに夢みたいな事言ってるの!?」だった。

勿論、ジジタンも反対だろうと。

「身長足りなくない?」

「あ、私159センチだけど


なんかね、あの上のドアに

手が届けば大丈夫みたいよ?」

まるで進路相談のような会話。

だけど、きっとこれが20年前に

念願叶って

猛勉強をして進学出来たとしても

(もともと成績は下の方だったので

先生と進路相談の時点で、没でしょう。)

きっと今の自分に

舞い戻ってきていると思う。


仮に、大阪の専門学校に行けたとしても

あまりにもホームシックになったり

関西弁に怯えて帰ってきそう。


宮城県に居て

このまま家から通える学校に行けても

踊りに行くのに明け暮れるでしょう。

勉強が着いて行けなさそう。

そしてすぐに夢が破れ、中退だな。

後は、上京してみたらきっと

毎回変な男に騙されて

水商売でしょう。

そうなると、「私はただ、スッチーと言う

職業に憧れていただけだったのだ」と


思うでしょう。

そして、
あの制服が着たい!

と言うだけの話。

その職業に適しているワケではないのを

もう、最初から分かっていたのです。


それを証明するかのように

私が24歳の時に

「なんちゃってスッチー」の恰好をして

空港で遊んだのです。


↑大昔・・多分「みかりんの部屋」の

初期くらいにこの話を書きました。

その時は私とバレたくなくて

A子と書きましたが。

R君と一緒に仙台空港で

偽物バレバレの恰好で、

記念撮影しました(笑)

それを今、書いている自分も

アホと思いますが

本当にあの時、警備の人に

職務質問をされなくて

心の底から安心しております。


職務質問と言えば!

これも昔、私がまだ喫煙者だった頃

コスプレ★クリスマスパーティーがあり

私はセーラー服姿で車を運転しました。

普通の恰好のR君と

着物姿のN子を乗せてました。

私がタバコを買いにファミマに

車を止め、降りようとしたら

「セーラー服の女子高生←が

タバコを買っている!って言われる」と

N子が言いました。

そして、N子が変わりに

買ってきてくれました。

今思うと、

「女子高校生がタバコを買っている」と

言う所での補導ではなく


30歳でセーラー服姿で

ファミマに入る私を不憫に思い

通報されたかもしれません。

そして、警察に職務質問をされる所だった

かもしれません。


話は思いっきり反れましたが

こうして考えてみると

私はただ単に「その服を着て見たい」と言う

それだけ純粋な女←(バーカ。)なのでしょう。

結婚してないのに、ウェディングドレスは

3着来ました。

高校生の時、家庭部の作品で作られたと言う

ウェディングドレスを着れたのです。

「着て見たい人、並んで〜!」と文化祭で言われ

友達らと並んだのです。

後は、ノエビア化粧品の「ウェディング

ドレスを着ようの会」と言うのに20代前半に

参加して、2着着ました。

真っ白のプリンセスと言う形の

ドレスが着れてその時は嬉しかったです。

だけど、「ドレスが着たいだけ」と言うのが

今になっても良く分かりました。

「普通、あ〜ゆ〜ドレスは

好きな相手が居て、初めて披露したい!って

思うもんじゃないの?」と言われ目が覚めました。


あ〜!本当だ。

ウェディングドレスに限らず

どれもこれも、


ただ「着て見たい」だけなのです。


服と、仕事内容は違い過ぎても

「あの制服が着てみたい」と言う事から

女は、始まるのです。

今思うと、高校の時もそうだった。

「あの制服が着たい!」だった。

女は、服が好きが転じて

コスプレが好きになるのです。


そして、今年44になる私は

今更CAを目指すわけにも行かず。

来生、早めにCAになりたい!と

思えるように生まれてきたら

「CAになるまで」のブログを書きましょう。

そうそう。私、ナースにもなりたかったの。

はい。勿論制服が着たいだけ。

無理っす。人の命を預かるなんて。


とにかく、女も高収入になるには

体を張るか、頭が良くないと

無理なんだね。