袖を通して思う


私、今年の冬 一着も服を買わなかったんです。不思議でしたね。

「別にあってもなくても困らない」と思って買わなかったり、「似たようなデザインだな」と

思って購入するのを止めたり。でも、こうしていると必ず「もう着ないからあげる」と

友達から服をもらえるんです。そして一式でもらった服は そのままコーディネイトされているので

自分がラクなんですよね。あとは持ち前の服をどう生かすか?それを考えるのも楽しい。

要らない服を処分すると、処分しただけ 別な衣服が増えるんですよね。

私の場合、見渡すと、ほとんど「お下がり」なんです。だけど、今日、

そのお下がりを通して発見した事があるんです。

今回は、その発見について話をさせてくださいね。


私が良くお下がりをもらう友人は、三人います。

 ★
み○み○には、今年の冬にはジャケット、スカート三着、
  
  セーターなどをもらい大活躍しました。


 ★元・お洋服屋の
晴○さんにも、私の持っていないデニム、私の今までにはないジャンルの服を

  袋3個分、もらった事もあります。(夏物は彼女から頂いたものが多かった。)


 ★シックな色が好きな
Lは、「サイズが縮んだ」と言って私に

  秋冬の服、そして紫色のコートをくれました。


私は、それぞれ個性の違う友人らから頂いた服を着ているのですが

気づいたこと。それは、ここで上げた友人らは、私の友人だけど、

晴○さんが、Lを知っているワケでもなく、

み○み○が、晴○さんと接点があるワケでもないのです。

そう、
彼女らは、私を通さないと繋がらないんですね。だけど、私はこの三人からもらった服を

着ていると
「きっと、友達の友達で仲良くなれる」と確信してしまうのです。


例えば、今日の私のファッション。ジャケットは黒でLからもらったモノ。

だけど、インナーのショッキングピンクのブラウスは、
み○み○からもらったモノ。

グレー味の強いデニムは、
晴○さんからもらったモノ。これを一式として着て見ると

居心地がいいのです。そしてバランスも合うんですね。

私は「お下がりミックス」が得意なのかもしれません。


ところで。「これは、イケル!」と思って

自分で買うと、手持ちの服と合わなくて

色はいいけど、デザインが
チグハグな印象となってしまう服があります。

これは
、統一感が出ていない証拠なんでしょうね。自分が迷っている時に選ぶ服って、

このような運命を少なからず歩むと思います。
その時 出会えるいい物と言うのは

確立が低いのかな。って思ったりします。でも 一度、「これだ!」と思う商品に出会えると

次々と欲しいモノだらけになってみたり。

でね。もらった服も同じだと思うんです。一着もらうと、「このスカートに合う服」と言うものが

別な所からやってくるんです。

たまたま、友人らにもらった服を組み合わせたら、いい感じに自分が着れた。

そう言う時は、
「この服は、もう人のカラーじゃないのだ、

私のモノとして映えている。」と思ったりします。

また、風水じゃないけど「お下がり」とは、その人が直接 肌につけていた衣服なので

その人の運気を、直接吸収するそうです。仲のいい人の お下がりは大丈夫だそう。


こうして考えてみると、私の周りには運気のいい人しかいないのだなあ。と思ってみたり。

私は「お下がりミックス」が大好きなんだなあ。と感じてみたり。

さらに。お下がりのアレンジが利くと

私と、
その衣服を通して 友達の輪が広がっていくのではないか?と思ったり。

(友達の友達と言う感じで、自分と合う人が増えていく)

自分と似ている部分が、
重なり合っているからこそできる、至難の業でしょう。


そして、その似ている部分を考えるのも面白いモノで。

私と、この
「お下がりくれた三人」の共通点を探してみました。

すると、
みんな「美容好き」なんです。

み○み○も、私と同様 吹き出物に悩んでいた時期があって、お互いに

試してみた基礎化粧品の話を、熱く語り合った事があったり。

晴○さんは、乾燥肌で悩んでいた時期があった。「今、使っている美容液」と言う

話題で盛り上がって、使っている化粧品のカタログを貸し合ってみたり。

同じ化粧品を使っている
Lは、「これと言ったトラブル」はない女性だけど

私や、その化粧品事務所で関わり合う人間らに、感化され 美容について

今まで関心が薄かったのに、熱が入ったり。


もらったお下がりに隠されていた謎は、自分と似た人であった事。

だから、組み合わせも合うんですね。


袖を通してをみて、そんな当たり前の事に気づきました。