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SMのおねえさん


週末。賑わう土曜日。その日の私と友人らは

明日も仕事だと言うのに、お立ち台にいた。

ああ、ここから見える目の高さが好き。

後ろには「拝み」の人達が私らを眺めている。

やっぱり、面白い!!気分いい!!

そんなトランス状態のDISCOで

「おお!!」と言う一声が。

フロアのみなさんの視線をたどっていくと

SMのお姉さんが・・・すごい。たった一人なのに

遠慮なく込み合ったお立ち台に上がり

周りにアピールするかのように

一回転して背中までアピール。

私らの後ろにいた「拝み集団」が

「うわ〜!!見にいこう!!」と言って

消え去った・・・・

ボンテージの黒光・・・ああ、すごい。


後から知ったのだが、SMお姉さんは

当時23歳で、私が好きで告白した男性の

お友達であった。

なんで〜!!まさか、彼女?と思ったが

SMお姉さんにはちゃんと彼氏がいて

「そんな格好で踊りにいくな!!」と言われていたらしい。

機会があり、そのお姉さんと話が出来た。

・・こ・怖い・・でも気さくでいい人だった。

「昼間は何をしているんですか?」と尋ねたら

「え〜!?どうして〜?」と笑顔をみせてくれた。

SM用のブーツは2万で買ったと言っていた。

「ああ、やっぱりこんな風になりたい!?」と言われた。

自信がないので、プリティー系を目指そうと

心に決めた19歳の私であった・・・


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