新幹線が止まった話


Mリンと踊りに行った次の日の朝、

私たちは近くのガストで、朝ごはんを食べに行った。

モーニングだとスープとドリンクがサービスなのね。

初めて知ったわ。

Mリンと「眠れなかったよね」と言い

「ちゃんと寝れたのって、2〜3時間じゃない?」と

話をしながらAM9:15に遅い朝ご飯を食べた。

そして、私がふとスマホを見たら

「東北新幹線、連結部分故障」と言う文字を発見。

はああああ??なに〜〜??

私は一気に目が冴えた。

(こういう場合「目が覚めた」なんだろうけど

ほぼ寝ていないのでボケーとしていたので。)

しかも、この情報はAM8:30だったらしい。


う〜ん・・私らが帰る予定の11時の新幹線まで

直るだろうか?

Mリンはこういう事に巻き込まれるのが初めてだと言う。

「え?新幹線が動かないって・・

帰れるよね?」と言うけど

私は今回2回目の新幹線が動かない場面に

遭遇したので、「分からない。

とりあえず一番情報の早い

東京駅に戻ろう」と言った。

そして、ママンからも「東北新幹線

動いてないって。テレビでやってるよ」と

ラインが来た。

おお。。情報早い!


私たちは朝ごはんを食べ終え

明るい太陽の下の

六本木の街を歩き、「アマンド」前を通る。

「10時過ぎたからオープンしてるね。

美味しそうだね」とチラッと見ながら私が言うと

「ケーキは溶けるよ!クッキー類は

荷物になるよ」と現実的なMリン。

そうだ。少しでも荷物は減らしたい。

そうそう、それより今日帰れるかどうか

分からないから、お菓子どころじゃないわ。

地下鉄に乗る。混雑の時間じゃなかったから

楽だった。その後、さらに地下鉄を乗り換え

動く黒い窓ガラスを見ていた。


今は朝なのだが、来た時みたいに

外は暗いね。外人さんが一杯いるなあ。

そして、東京駅に到着。

地下から来たから上に上がると

明るい陽射しのなか、光っているのは

東京駅!ああ・・正面からみた東京駅が

素敵。写真撮りたいけど

新幹線がどうなってるか不安なので

ここはスルーした。



東京駅のホームに向かう。

東北方面に向かう人達が

沢山いた。緑の窓口も並んでいる。

もしかしてまた帰れないパターン?

でも、まだAM11:00になる所。

本来なら、この時間の新幹線で帰る予定だった。

所が、9:16分東京発の新幹線を最後に

すべてストップしている様子。

私達の乗る予定の新幹線は

もう払い戻しの対象になっていた。



私は、1度新幹線が動かなくて

もう一泊になった経験があったので

この様な事は想定内だった。

それも今年の1月!その後また

同じような事になろうとしてる。

普通、新幹線が動かない事に遭遇するなんて

確率的には低くないか?

しかも私は頻繁に乗っているワケじゃないのに。

でも、そのお陰で色んな事を勉強したわ。

ボッチで新幹線乗った時に

ハプニングに遭ったら遭ったら困るので

対処法をあらかじめ学んでおいて

良かった。



☆予定していた新幹線の時間から

2時間以上遅れた場合、

切符の払い戻しが出来る。

(ただ、私の場合旅行代理店で買ったため

この場では返金などは出来ない。

駅員さんのハンコとサインをもらい

旅行会社へその切符を渡す。)


☆そして、改めて乗る新幹線の切符を購入する。

普通に新幹線が再開したら

これでOKだけど、「再開の見込み無し」って

またまたネット情報で来たし

駅員さんにも言われたわ。



こういう時、直接新幹線の切符を

自販で買っていれば返金もスムーズなんだね。

そして、その返金されたお金で

新しい切符買えばいいもの。

私の場合、返金は後日になるので

新しい切符を改めて買わないと!

クレジットで買うからいいけど。

とりあえず、切符を払い戻しのハンコはもらった。

でも、次に乗る新幹線の切符は

買える状況じゃないのよね。

本当に今日、新幹線動くのかな?

万が一、動かないっとなったら

もう一泊だな。

まだ午前中だから夕方までなら

直るかな?

でも、私が1月に新幹線止まった時

夕方18:00に「運休」ってお知らせ来たの。

そういうケースもあるんだよね。

新幹線が結局動かず、1日中、

東京駅に新幹線情報を見て

待機するのって、エネルギー消耗しそう。

そうなりたくない。他の方法考えた方がいいわ。


「まだか?まだか?」と東京駅にいるより

自分が動いてた方が安心するもの。


そうなると、今度は次の手段で

「ひたち号」で帰る方法で行こうと思う。

ご存じかもしれませんが、ひたち号とは

在来線ですが、特急です。

東京から仙台を4時間(半)かけて

帰る事が出来ます。

今回、初めてこの様な形で

「ひたち号」に乗るようになるのか・・。

私は、ひたち号の乗り方も切符の買い方も

知らなかったけど

普通に新幹線を買う

自動切符コーナーで買えるんだね。

ひたち号も指定席らしく

早く切符をゲットしないと乗れなくなるから

買っておこう。

そしてもし、新幹線が再開して

そっちの方が早く帰れるなら

ひたち号をキャンセルする事にする。



Nリンと自動改札口で

「ひたち号」の切符を買う。

「東京から仙台」「大人2名」で

時間が一番早くて「13時台」だった。

指定席で、トイレの近くを選んだ。

そして出てきた切符には

何故か「16:58分東京発」と書いてある。

うそ!なにそれ!?

二人で確認しながら申し込んだのに

試しにもう一度、やってみたが

どうやら、13時は一杯で


一番早い電車が16:58と言う意味みたい。


そして、仙台に到着するのは

21:34!!えええええ!!4時間もかかるの!

(あとから正確には4時間半と気づいた。)


これは、4時までどこかブラブラするより

新幹線が再開する情報を待つ為に

東京駅に居た方がいいのかも!


ああ・・・なんだか今回もハプニングが起きたなあ。

Mリンも自宅に連絡をし、

私もママンに上記の件を連絡した。

「え?ちゃんと帰ってこれるの?

明日は仕事なの?」と聞かれた。

ちゃんと「万が一、新幹線が止まって

帰ってこれない事もあるだろうから

明日も休みにしてもらったよ」と伝えた。



そして、東京駅にPM16:00の

「ひたち号」で帰るんだろうな・・と

思いながら、Mリンと

「どうする?このままどこかに

遊びに行く?

前に今回みたいに帰れない時

秋葉原に行ったの。

見るところ一杯あったよ。」

と、言ったら

「ううん。もしかしたら新幹線が

動くかもしれないから駅に居よう。」と言う。

それもそうだね。

しかも私達、踊りすぎて疲れてるし

さらに睡眠不足だしね。

とりあえず、どこかに座ってお茶でも

飲もうか・・・

再び私達は東京駅構内を歩き出す。

これがボッチなら、心細いけど

Mリンが一緒だったから心強かったよ。


どこか座れる所・・・と探しても

ほぼお土産コーナーで

ゆっくり出来る場所すらない。

(後から八重洲側の地下に

沢山食べ物屋さんがあった事に気づく)

唯一、スタバを発見。

中に入ったら席が二人分だけ空いていた。

スタバって、インスタなどで良く皆さんが

「新作のフロート食べました」と載せてるけど

その700円とか800円するジュース飲むなら

ケチな私は、あとちょっとお金足して

ランチを食べたいと思う女。

なので、スタバ自体、入った事なかったの。

プレゼントに「コーヒー」を買う時に

1度だけ入った事があるが

スタバで食べた事なかったの。

でも、今回は「高い」の分かってて

座る所ないから、

ここで「ゆずティー」と「チョコスコーン」を

買ってみましたよ。
金額が「810円」!!

うそ!!高っ!!と心で叫んだわ。


Mリンも似たようなものを買って


二人で「やっと座れたね〜」と言い合う。

「もう、昨日もディスコで席がなかったし。」

「座れるって、こんなに有難いんだね」と言う。

そして、二人で昨日の踊りの話をする。

「さっき、遅い朝ごはん食べたから

チョコスコーンくらいで丁度いい」と

私が言ったら、Mリンもだって。

なんだか思った以上にボリュームもあったの。

そして、Mリンが新幹線情報をキャッチ!

「みかりん!新幹線再開だって!13時から!」

「えええ!あ!本当だ」

駅の掲示板に希望の文字が

並んでいたのです。

私達は喜んだ。

「やった!!今日、帰れるね!」

「うん。良かった!」

「じゃあ、ひたち号をキャンセルして

新幹線の切符を買おう!!」

「うん!13時の新幹線に乗れるといいね!」

私達は再び、立ち上がり

新幹線の切符を買いに向かう。


所が、自動販売機も人が沢山。

緑の窓口も行列。

ちなみに「緑の窓口」の待ち時間

「25分以上」と書かれている。

私達の場合は、「ひたち号」も

「新幹線」も自販で済むから

とりあえず、並ぶか・・。

親切にどこの自販にも

駅員さんが居て、誘導してくれてたの。

たまたま、私の前の人が

新幹線の切符を買う事で

相談しているのが聞こえてきた。


どうやら、13時に再開はしたものの

新幹線はまだ動いていないとの事。

ええええ!!なにそれ〜〜!!

「再開」と聞いたら

もう通常運転なのかと思ってしまうよね?


違うんだね。知らなかったわ。

どうやら、予定より1時間半以上遅れて

動いているので、13時の新幹線の切符を

買っても、すぐに乗って帰れないとの事。


ガーン!!

なになに?さっき9:16分の新幹線を最後に

12時台の新幹線は全て動かなかったよね?

それでも、13時からの新幹線は動くはずと

思ったのに、まだ動かないのか〜。

・・でも、それはそうよね。

きっと、次々と来ても滞ってるって事ね?

私とMリンは二人で顔を見合わせた。


そして、私達が切符を買う番になった。

どうやら、14時代の新幹線なら

切符は取れるみたい。

でも、1時間半以上遅れてるみたい。

とりあえず、指定席で二人掛けの席を

ゲット!!よし!これで帰れる!

これで、今度は「ひたち号をキャンセルか!?と

自販機で切符を入れようと思ったが

側にいたJRの男性に相談する。

「はい。新幹線は14時台は大丈夫です。

ただ、「ひたち号」は今はまだ

キャンセルしない方がいいです。」との事。

どうやら、14時台の新幹線が到着していないので

到着してから、「ひたち号」をキャンセルした方がいいと。

そうか、一応保険ね。

あと、14時台の新幹線を買って

もしその新幹線より、後に来る

15時か16時の新幹線が早く到着するなら

交換してもらいたい。と言う事を伝えた。

すると、JRの駅員さんは

JRのアプリで確認をした。

「13時台の新幹線がこの辺りにいて

あと30分くらいなんですね」と言う。

ほほう。便利。

なので、自動的に1時間半遅れているので

この14時台の切符も

順番から通り待っていた方がいいとの事。


そうなのか〜。色々ありがとうございました。

こうして、私達は約3時間

東京駅に滞在した。

(ディスコに居た時間とほぼ同じ時間。)

もう、ディスコで踊った事より

今回の「新幹線が動かない事件」で

全て持っていかれた〜〜!!

・・でも、ちょっと楽しかったよ。

何故なら、日記にも書いた通り

「テレビのインタビュー」に遭遇したからです。

その話は、後に続く。