不思議なご縁


私がボッチで名古屋に行く日。

日記にも書きました通り

東海道新幹線の中で、

お隣に座った70代の派手なお母さんと

一緒になりました。


私が東京から乗ってきた時は

窓側の席が空いていたので

これから先、誰か来るのかな?と思いました。

周りを見たら、東北新幹線の中では

見なかった光景がありました。

思ったより、みんなお話をしている事。

それと、和気あいあいとした雰囲気の人が

多い事。


私の左隣の人達は、お弁当を広げていました。

しかも、東京から乗る人達、ハイカラな人が多い。

初めて乗継の新幹線で、東海道新幹線に乗った私。

この新幹線「新大阪行」は、特急なので東京の次は

「品川⇒新横浜⇒名古屋」と言うコース。

1時間半で、あっと言う間に名古屋。

この新幹線は、途中静岡を通るから

富士山が見れるかもしれない。

そんな事を思いながら東京を出発。

2つ目の品川駅から、乗ってきたその女性が

私の隣の席のようです。

髪の色がクリーム色で、柄物の服と、

リュックを背負って来ました。

女性は窓側の席になります。座席を少し下げる為

後ろの人に「この位、下げても大丈夫ですか?」と

聞いていました。


あ!私も座席少し下げようと思いました。←

勿論、後ろに居る人に一言断って。

さすが都会だな。派手だな。

名古屋とか大阪の人かな?

私の隣に座った女性を見ながら

動く景色を見ていました。

ふと、ハラが減った私。

それはそうよ。だって5時起きして、

早くご飯食べたんだもん。

いつもより2時間位時差があるわ。

私は用意していたお菓子を開けました。

お隣の派手なお母さんに

「あの、もしよろしかったら

1個どうですか?」と声を掛けたのです。

「ありがとう!これって

80キロカロリーのお菓子ね」と

言いました。


「カロリーを気にするお年頃なんですよ」と私が言うと

「そうよね。私はこれを食べても

これから歩くから大丈夫。

所で貴方はどこに行くの?」と言う。


私は、名古屋に試験を受けに行くこと

仙台から乗継で来た事を伝えた。

すると、女性も「私も一人で出掛けるんだよ」と言う。

なんとしかも名古屋と言うではありませんか。

聞けば、女性は70代で

旦那さんが50代前に亡くなり

息子二人を育て上げたとの事。

長男は独身。次男は
鼻ピアスの嫁が居る。←

孫は小学2年生。リカちゃん人形遊びが好き。

姪っ子が、美容院をオープンさせて

その姪っ子に髪を染めてもらったと言う。


「今は、クリーム色の色だけど

こないだまで、金髪だったのよ!

みんなに
「トランプさんに似てるね」って

言われたの〜〜あはははは!」と笑う。

私は、新幹線内の周りの人の事も

最初は気にしてて、小声だった。

だけど、思った以上に私の席付近は

話声がするのです。

なので、私も自分が訛っている事も

気にせず、都会のオバサンと話をしました。


派手なおばさんは、

これから80代の女友達2名を

明日、伊勢神宮に連れていくので

今日は名古屋に一人で行きたい場所に

一人で行くのだと言う。

「貴方が明日、試験を無事に

合格出来るように祈って来るからね」とも。

わああ!凄い。初めて会った人が

かの有名な伊勢神宮に行って

私の合格を祈ってくれるって!!

神社や神仏が好きな人が聞いたら

その縁は、凄いご縁だと言うぞ!?

私は、派手なおばさんから

ラスクのお菓子をもらった。

「これもカロリー高いけど

美味しいよ」と。

私は、先ほど実はサンドイッチを

売り子さんから買おうかと思ったんだが

もらったお菓子でハラも

胸もいっぱいになり

楽しい新幹線で過ごす

時間を過ごしていた。



「ほら、見て。ここは浜名湖よ。

大きな湖なんだよ。海みたいでしょ」

そう言われて、窓側に目線を向けると

全面水色の光景があった。

前にも、一度見たことがあったけど

海の中を新幹線が走ってるの?と

思って、不思議だった。

あれは湖だったんだね。

今日、初めて知った。

そして「富士山は見逃してしまったね」と

言われた。


そう!今通過している場所は静岡県。

ちびまるこちゃんの居る所。

昔好きだったアゲ譲ももえりがいる場所。

私が以前、見ていたデコログのブロガーが居る所。

あとは?あとは?あ!
ピンクレディー!!

もうすぐ名古屋に着くんだね。

私は、新幹線の切符を取りした。

すると、「あら。私もその旅行会社で

切符とホテル取ったよ」と言う。

まあ!すごい偶然。

私の場合、ホテルが試験会場から近いから

この旅行会社を選んだんだけど、


実はそれが良かったみたい。

派手なオバサン言ったのよ

「私、大昔、
其の旅行会社で働いてたの。

ええええ!!うそ〜〜!

元・スタッフ!?

「そう。だからね、一人で旅行て

平気なの。地図もちょっと見ると分かる」と。

さらにさらに。

「貴方、仙台支店で手配したのね?

実は、私がこないだお世話になったスタッフ

仙台に転勤になったのよ」と言う。

ええええ!うそ〜!そんな事ってあるの?

でも、私を接客してくれたのは

女性スタッフだったので

転勤になったのは、男性との事だったから

違うのだけど、まさかこういう面白いシンクロが

あるなんてビックリした。

そんな元・旅行会社スタッフの70代

派手なおばさんは

私が、「ボッチで名古屋に行く」と言うのを

気に留めてくれて、一緒に歩いてくれました。

新幹線を降りると、名古屋は暑かった。

「わあ!夏みたいだね」

「ビックリですね」

肌にまとわりつく暑さ。今日は33℃だって。

派手なオバサンは、

私が行く「桜通線」の地下鉄の場所まで

案内してくれました。

その姿は元・旅行会社スタッフそのものでした。

「じゃあ、私はこっちだから。

明日、頑張ってね!必ず受かるからね」と

エールを送ってもらい、名残惜しかったけど

手を振り合いました。



素敵な都会のオバ様!

どうもありがとうございました。

一緒に過ごせた新幹線での時間

本当に楽しかったです。

私は、記念に一緒に新幹線の中で

写真を撮ってもらった。

貴重な思い出になった。