終活を考えるお年頃



かとちゃんの奥さんがテレビに出ていた。

奥さんのあやなさんは

介護資格を2件取得したと言う。

「志村の死」をきっかけに

かとちゃんと今後の話しあいをし

かとちゃが先立った時

お葬式にしてほしい事を聞いたと。




私はあまりテレビは見ないのだが

たまたま見ていたワイドショーで

あやなさんの発言する事に

目が釘付けになった。



かとちゃんとの結婚10年。

最初はバッシングも酷くて

体調も崩したと言うあやなさん。

それを支えてくれたのが

かとちゃんだったと。

なので、今後はかとちゃんに

恩返しをしたいらしい。

素晴らしい。私は感動した。

歳の差夫婦だから

介護は避けて通れないのだろうけど

偉いなあと思った。

さらに死ぬ事を意識する事で

今を大切に生きる事が出来ると。

歳の差夫婦の場合

やっぱり歳の近い人と一緒になるのとは

別な問題が出てくるのは仕方ないね。

だけど、こういう形で

支え合う夫婦の姿を見て

結婚は素晴らしいのね!とも思った。

愛情表現が凄い。


そして、影響力のある夫婦だから

見ている人にも思いが

伝わってくる。



人は「終活について」は、どこか避けてしまい

家族と話し合う事が

なかなかないと言う。

だけど、日常の中で話をしておくのが

大事だと誰もが言う。

そんな私も、ジジタンが亡くなってから

やっと「終活」について考えるようになりました。

45歳を過ぎた時です。

やっぱり身近な人が亡くなる事で

お墓はどうなる、お葬式は?

お寺の事なんて分かりません!

ええ!?仏壇!さらに遺産相続など

通帳はどうなる!・・と言う事がガーと

一気に来るのを目の当たりにしてから

私も「残された人が困らないようにしよう」と

思ってきたのです。


私もエンディングノートを記入してみましたが

ハッキリ言ってこれ、どんどん

ブルーな気分になってくるね。

自分が死んだ場合連絡して欲しい人の

名前や電話番号など。

通帳の事や、SNSのパスワードなど。

自分がもう命が短い気分になってくる。

でも、これは「今、一気に書く」と言う事はしないで

死ぬまでの間にゆっくり時間をかけて

書けばいいみたいだね。


しかし・・46歳の私が終活について

ちょっと考えているだけなのに

かとちゃんのお嫁さんあやなさんは

32歳の若さで、もうしっかり考えているんだね。

私が32歳の時って、

そんな事考えたこともなかったよ。

両親も健在で、自由な独身だし

遊んでいた事しか記憶にない。

32歳、独女の悩みは

だいたい恋愛、結婚、友達、仕事

ダイエット、美容と言った所でしょ?

32歳で結婚していたら、

子育てやら、親戚づきあいなど

あるだろうけど、家族が亡くならないと

終活については考えないんじゃないかな。

早かれ遅かれ誰でも

ちゃんと「終活」については

考えるようになるのだとは思う。



これも、年齢がいくつなのかで

また変わって来るよね。

歳を重ねれば重ねる程

色んな現実が見えてくるもんね。

私が20代で、もし父親を亡くしていたら

今とはもっと違った感覚と

心境だったと思う。

それとあまり現実問題を見ないで

ただ悲しい!悲しい!と思っていたかも。

自分が若くして、人の死に遭遇するのは

だいたいは順番的に

じいちゃん、ばあちゃんと言った所よね。

その次が親・・と言う感じよね。

だんだん自分らより年上の人達が

「健康の話題」から

「病気の話題」になり

「誰誰が死んだ」と言う話になる。と

言われたけど、

ピン!と分かる年齢になってきましたね。

あとは「介護の話」。

これは介護師さんて本当に尊敬する。

私には無理。たぶんキレる。

痴呆が入ってしまって・・と言う

大変な状態の介護をしている人の

話しなどを聞くと

これから先、万が一結婚したら

相手がそうなる可能性もあるわけで。


自分がそうなるかもしれない。

・・と考えていくとウンザリする。

(もう、こう思っている時点でムリだね)

だけど、老老介護をしているご夫婦の

姿などを見たりすると

「本当に世の中は愛で

溢れているのだなあ」と


後期高齢者を見て

愛情表現を見させてもらってます。

また、腕を組んで歩く老夫婦は

なんて仲が良いの!と思ったけど

「杖替わりになっている」らしい。

杖替わりでも、支え合っている素晴らしい夫婦。

かとちゃんとあやなさんも

支え合う素敵な夫婦。



私は90歳など長く生きなくてもいいけど

(そこまで生きていたくない)

その時パートナーが居て

老後一緒に過ごせていたら

(でも週末婚希望!)

迷惑を掛けないように生きて

死にたい。



残された側の気持ちを

考えてエンディングノートは

書いておくべきなんだね。



生きている今を、一生懸命

生きましょう♪ね。