デニムショートパンツ


買っちゃった♪どうしようか迷っていたショーパン。

だって履いてみたくなったんだもん。

この夏にしか履けないような気がするの。

たった2週間くらいの命でもいいの。

どうせ来年は履いていないと思うし。

「そんな事ない〜!大丈夫」って言ってくれる、

優しい貴方の事は大好きよ。

でもね、もしかしたらウェスト、きつくなっていて 

またブチって壊れるかもしれないし。

今日より若い日はないし。、まあいいか。


試着室で試したこのパンツ。

あ〜、やっぱり
ストッキングの境界線が出るわ、出るわ。

この丈は、
ボディコンより短いのではないだろうか。

そうでもないか?同じくらいか?

一般的に分かりやすく言うと、ブルマと同じ長さである。

(え〜?私の時ってブルマじゃなかったもんって言わないでね。)

鏡に映る私を見る。

あら、なかなかいいんじゃない?と思いたい。

しかし、微妙に
腰から下だけ別物って感じにみえる。

これはトップスを変えればOK!と思う事にする。

気分が変わらないうちに

レジへレッツゴー!


ショートパンツを購入して

まず、一番に聞きたい人の意見。それは弟である。

友達は少し遠慮をして言ってくれる。

売り場の定員は似合わなくても

「似合う」と言う。


ハッキリ言おう、本当の意見を言ってくれるのは

いつでも身内である。この場合、男性の意見は重要。

男の視点が入っている弟の一言は

かなり重要になるのだ。


弟に「見てみてみて〜〜〜!」と言って私をみてもらう。

弟は雑誌から視線を外し、私をみる。

弟は一瞬凍った。そして

「あ〜・・・いいんじゃない?若くみえる。変ではない。」と言った。

・・・みなさん、どう思います?この発言。

変ではない。イコール とりあえずは大丈夫っ
て言う事だよね?

「これで世の中に出て行っても平気?」と恐る恐る聞く私に

「洗車スタイルならいいんじゃない?コインランドリーで。」

お〜い。弟よ〜。そういう作業スタイルではないのじゃ〜〜!

「 俺、
ケツ フェチだからいいと思う。」

知らなかった。弟はケツが好きだったのか。

若い男性って、もっと顔とか胸とかに視線行かない?

でも年齢を重ねると、だんだん腰とか足とかに行くよね!

私だけが思う事なのでしょうか??

あ。この場合、視線の行き方か。フェチではないね。


「ま〜ちゃん(←弟の呼び名)は、昔からケツが好きだったのか〜。ふ〜ん。

はい、ケツ。」と言い、
ケツを突き出すアホな姉、みかりん。

「はい、どうも。」

そう言い、弟は読んでいたマンガの続きを読んだ。

う〜む。もしかすると、このショーパンは

見慣れないので、いまひとつ不自然さが残っているのかもしれない。

私が履き慣れていないせいだ。

私には怪しいセーラー服が似合うのだ。無理もない。


このデニムショートパンツをどうしようか。

気に入って買ったのだから、このまま履いていたい。

でも、見慣れない自分の姿は、痛い。

トップスを変えればいいのか?

翌日、このパンツに合いそうなトップスを

鏡の前で合わせてみた。悲しい事に

そこに映ったのは「私ではない私」であった。

鏡に映った私は

肌年齢が、服に着いて行っていない事を

客観視できた。


・・・32歳の切ない夏の出来事だった。