ショーパン〜その2〜


POPTEENなんぞを買って読んだせいか影響され、

ショーパンを購入してしまった。

この元気に足をみせようファッションは、

現役20代女性でも偏りがあるらしい。

リアル24歳のFさんと、27歳のMMは二人揃って

「絶対にイヤです」と言う。

あれは10代だからいいのではないか。

20代にあの丈はキツイと言う。

では
32歳で挑戦する私はチャレンジャーか!?

「みかりんさん、買うなら白がいいと思います」と

アドバイスをもらったが、雑誌に載っていたのは通常のデニム。

それを見てしまったら、やっぱりブルーが良い。

一人で勝手に購入してみたはいいが、トップスで悩んでみた。


Tシャツが似合わない私。

それは 
イコール 爽やか系ではないと言う事だろうか。

このラフな感じが不自然である。

首から下は別な人だ。

分かった。Tシャツの柄が合わないのだ。なんてったって

ニンジンやカボチャのベジタブルなプリントを

鏡の前で合わせているからだ。

私はTシャツではなく、野菜が似合わない女なのだろうか。

(余談だが、私はサラダは大好きである。)

それなら、同じ様なデザインで、ケーキ柄はどうだ?

あ・・やっぱり変。なんて言うんでしょう。この違和感。

トップス合うのないから、ショーパンを

部屋着用にしてしまおうかと思う。

ちょっとMMに相談をしてみる。

するとMMは「仕事が終わったら、みかりんさんに似合うトップスを

一緒に探します!」と言ってくれた。

はたしてあのショーパンは、

私が履いて世に出回る事はあるのだろうか。



仕事が終わり、MMと一緒に服屋をウロウロする。

夏真っ盛りのビキニが眩しい。今年はワンピース水着はないのか。

パレオはついていないのか。

水着なんて25歳から着ていない。海もプールも行ってない。

MMが「みかりんさん。ショーパンを
キレイ系に履きましょう」と言う。

あ。そうだ。水着を選びに来たんじゃない。ショーパンに合う服だった。

「MM〜。これ可愛い!!レース三段になったキャミ!」

私はそれを指差した。するとMMは言う。

「みかりんさん・・。そ〜ゆ〜フリフリは止めましょう!

痛い女に見えないように履きたいって

言ったじゃないですか!」


おい、MM!
ハッキリ言うな。

「こっちの大きな水玉模様のデザインや、豹柄はダメっす。」

・・・あの〜・・・私、実は豹柄似合うんですけど・・。

「あれ〜!あれ〜!」とピンクのキャミを指差す私をよそに

MMは「こっちがいいっす」と言う。


MMの提案は「羽織物をレースにして、インナーも淡い色」との事。

白で統一してみたらどうでしょう?と。

「みかりんさん、この羽織物はキメが細かく、薄手なので

初夏から9月中旬くらいまで着れます。

デニムやスカート、なんでも合います。これはお勧めです。

さらにこのフワ〜とした袖、これは優しさを演出です。

肩にカーデとか引っ掛けるの好きな人には

この羽織物はいいですよ。」

MMは本職を忘れ、私に商品説明をする。

「みかりんさん、これは本当にいいですよ。

こないだ買ったベージュの

横にシワが沢山集まるスカートにも合わせられます。」

素晴らしい
セリングポイント!

そのキメ言葉で私は購入を決定したよ。


インナーも黒で引き締めなくてもいいのでは?と。

白でもあまり膨張して見えないから

この白のインナーでいいですよ。と言う。



試着室でMMの薦める服と、ショーパンを合わせてみた。

試着室の全身鏡も、どこか縦長にみえるように出来ている。

それはさておき、私、ショーパンでも大丈夫かも!?と思う。

「出来た出来た〜」そう言い、私が試着室から出てみると

「みかりんさん、ショーパンでもあまりカジュアルにならず

大人めキレイに履けますよ!OKです。」と言ってもらえた。

わ〜いわ〜い。嬉しいな。

リゾートでも、買い物でも大丈夫そう。でも

近所のスーパーでこのファッションは避けよう。


私はまたMMにファッションを選んでもらった。

ショーパンを捨てずに済んだ。いい方向に生かせて良かった。

気に入った服を見つけても、即、購入せず

自分ならどうしたらこの服が着こなせるか?を

考えないといけないな〜と思った。


夏も、もう終わりだけど

最後にもう一度、MMに選んでもらったファッションで

お出かけをしようと思う。