三日経ったけど・・・


おなかの病院からもらった薬。

私はこの薬を飲むから、今度は大丈夫!と

強く思った。

今朝行った緊急病院からもらった薬は

本当に熱を下げるだけで、私の腹の原因には

解決してないのを改めて実感。

コロナ禍だから「熱」と言っただけで

反応するんだろうけど、

電話対応のみの緊急病院とは違って

ちゃんと医師に診てもらえて、一安心。


そして、ちゃんとしたゲリピーの薬ももらい

即、治るのか?と思ったらそうでもなかった。

トイレに駆け込む時間が、2〜3時間になっただけで

相変わらず
「フナッシー ブッシュ―」と言う感じ。

本当に薬は効いているのだろうか?

飲んですぐ治るなんて魔法のような事は

まず無いだろうけど。

私は明日も休みなので

今日と明日で治ってもらわないと困る。

幸にも明日は定休日なので、助かった。

だけど、問題は明後日なのだ。


この日の休みまで、まさかチェンジして欲しいとは

さすがに言えない。

なんとしてでも、明日までに治ってもらわないと!

ゲリピーが治らなくて、トイレに駆け込むような

そんな環境であっても、

まだ職場はトイレが側にあるからいい。

だけど、一番困るのは接客中にトイレに行きたくなった時。

私の仕事は対面販売業なので、一人の接客が

軽く10分を越える事が多い。

すぐにトイレに行ける状況じゃない場合


私はう〇こを漏らす事になる!

それは困る!46歳にして、もうトイレも不便?と

思われると困る。


いや、それよりも「あの女、う〇こ漏らした」と

引退するまで武勇伝のように

伝説を残すようになったらどうしたらいいのだ?

お客さんもドン引き。私から接客されたくないよね。

じゃあ、自分で出来る対応!

大人のオムツ!アテントを買って

もう勤務中、ずっとそのオムツで仕事だ。

この際、生理用ナプキンよりも

よっぽど間に合うのではないか?

「横漏れ」が気になると言う生理用ナプキンとは

桁外れの「横漏れ対策」が、きっとアテントは

されているだろう!

おお。こんなに早く介護用オムツを買うように

なるとは!夢にも思わなかった。

明日、薬を飲んでもゲリピーが変わらなかったら

薬局屋に行こう。

私はそう心に決めて、夜は早く寝た。




そしてゲリピー三日目。朝、目が覚めると

私はローテンション。

相変わらずハラの調子も悪く、

ちょっと冷えただけで

トイレに駆け込む真夏の今日。

ああああ〜〜。治ってない!

私は昨日行った消化器科に電話をして

「なんとか今日中に治して欲しいんです。

明日仕事で人は居ないし、私がゲリピーのまま


漏らしたら女としてやっていけません!

注射とか点滴ってしてもらえませんか?」と

言おうとしたら、スマホから流れたアナウンスは

「今日はお休みです」だった。

チーン。

この時の私は決意した。

「やっぱりアテントゲットか」

でも、もしかしたら他の病院やってないか?

即、頭を切り替えた。アテントは逃げない。

私は近くの病院で検索した。

すると、1件ヒットした病院があった。

そこは「私が数年前に

大腸ポリープ」をカットした病院だった。

あ!そうだ。そう言われて見れば其の病院だって

消化器科だったんだ。

私は其の病院に電話をする事にした。


これで3件目の病院への電話。

私は「一昨日のゲリピーの時からの話しを

電話で説明した。

緊急病院での熱を下げる薬から始まり

昨日行った消化器科の病院。

そこが今日は休みだったので

そちらに伺いたい件。

出来れば、もうちょっと効き目の強い薬が欲しい件。」

もう、次次と電話をすると、

最初からの説明が長くなる。


これでも要点だけまとめて

話したのだ。

当たり前だが、ここの病院に断られたら

次を探して電話する時も

また同じように話をしないといけなくなる。

なんだか、面倒だ。

電話対応してくれた女性は

私がもらった薬の名前を聞いてきた。

お!?これはもしかしていい方向に行くか?

私は、この二日でもらった薬の名前を伝えた。

「はい。ちょっと先生に代わります」と言われた。

なんと、直接ドクターが私と電話で

やり取りをしてくれるとの事。


(たぶん、この患者、

クセモノと思われたんだろうよ。)


スゴイ。そんな事してくれるの初めてだ。

(だから、あんたが面倒な患者と思われたんだよ。)

そのドクターは、私がポリープをカットしてもらった事も

記録をみて思い出してくれていた。

(ついでに、ジジタンもお世話になっていたのだが

去年他界した事を私は伝えた。

まさかこんな形で他界したのを言うとは思わなかった。)



ドクター曰く、

「薬の処方の件ですが、こちらにきてもらっても

私も同じ処方をしますね。」と言われた。

「ただ、むこうの先生が言ったかどうか分かりませんが


私としては、注意してもらいたい食べ物があります」と

話しを続ける。

「良く、ゲリをしている時おなかにいいと言って

バナナ、ヨーグルトを食べますが

あれは私はあまりおススメしません。」

え?思いっきりバナナとヨーグルトばかり食べて

過ごしてました。

「ちょっと弱っているならいいのですが

完全にゲリになってしまうと、逆効果なんです」との事。


うそ〜!今まで大丈夫と思っていた事が

令和の時代にはダメなのか?


(言われた通りバナナとヨーグルトを止めたら

ゲリピーじゃなくなったのです。)

「他にも、油っぽいモノと、牛乳も

避けてください」と言われた。

「それで、もらった薬が三日分との事でしたね。

私ならあと二日分、お薬を用意しますね。

もし、今日そのお薬を飲みきってしまい

様態が変わらない時は、

こちらでお薬を出しますから


どうぞ来て下さい」と言われた。

おお・・嬉しい。食べ物のアドバイスと

薬の事まで配慮してくれたのが嬉しかった。

親切な先生の声を聞いたら

なんだかハラの調子も良くなってきた様な

気がする。

3件目の病院に今日は行かないで済んだので

今のうちに、薬局屋へ行こう!

アテントをゲットするのだ。



私は真夏の暑い中、アテントを買いに

愛車のシロを走らせる。

生まれて初めて、大人のオムツコーナーを

じっくりと見た。

ちゃんとご丁寧に「歩ける人用」と

「歩けない人用」とおススメコーナーが分かれている。

ちょっとした旅行に行くのに、ちょい漏れ防止用なら

生理用ナプキン風のモノでもOKらしい。

でも、もう寝たきりとか車椅子なら

こちらの大人のオムツ、1枚1,000円位?

そうか。そうなるか。小じゃなく大の恐れなら

ナプキンじゃないよな、やっぱりオムツだろうな。

だけど!これってトイレで自分で

オムツ替えるワケでしょう?

私はこのオムツをした後、スカートを履くんだけど

なんか、ウェストの辺りダボダボになりそうだよね?

これはちょっとダメかな〜・・どうしよう。

横漏れの心配はなさそうだけど。

あ!そう言えば私、今、女の事情じゃない。

ゲリピーに押されてて、すっかり忘れていたわ。

だって生理痛もないんだもん。

そうなると、私はオムツをして

その上にさらに生理用ナプキンを置くのか?

なんか、それってどうよ!?

歩く時、ガニ股になったりして。

生理の横漏れを気にするより

ゲリピーの横漏れを気にする女よ?

どうしよう。

もうこの際、夜用しっかりの生理用ナプキンで

用を足してもらうか?

でも、どの位の吸収力なのか、

サンプル及び前例がないので

分からない!

散々悩んだ結果、オムツではなく

「尿漏れ安心パット」と言うのをゲットした。


夜になると、ゲリピーもだんだん

落ち着いてきたのだが

明日は仕事!!

これはやっぱり尿漏れ安心パットだけでは

不安になる。

なので、明日は朝一番で

今日、電話をした病院に行くことにした。



そして、いよいよ食中毒後の仕事。

朝、病院で薬をもらったので

とりあえず安心。

昨日ゲットした尿漏れパッドも2個用意した。

これで通常モードで過ごせるか!?

それとも「漏らした」と言われ、

自分の知らない所で笑われながら

今後もこの業界で生きていくか、

二つに一つの道が待っている。

ちょうど今、分岐点。

私は朝からドキドキだった。

だが、心配とはウラハラに


トイレに駆け込む事もなく

接客時間もショートのお客さんが多く

何事もなく済んだ!!ああ、良かった。

最悪のシナリオは避けれた。

・・助かった!!

これで「漏らした女」と言われずに済む!!



そこで私は、令和3年8月4日に

ゲリピーになった日を記念に

ナンバーズ3を買った。

見事に外れた。

この数字を継続する気にも

ならない位、イヤな思い出となった。

ある意味

印象深い2021年の夏を過ごした。