写真 「写真に映る自分が本当の自分」とは誰が言ったのだろうか？ 写真とは、真実を映し出す鏡なのだろうか？ 楽しくはしゃいでいる写真には、周りの光景までも鮮やかに写っている。 乗り気じゃない飲み会の写真には 心境がそのまま出ている、大変ダークな仕上がりとなっている。 確かに写真とは、シャッターに収まる自分の物語をワンシーンと して残す人生の産物である。 そんな写真だからこそ、認めたくないブス角度に女は反応するのである。 誰にでも得意な角度があるだろう。左より右がいい人もいる。 スマートに見せるなら左斜め４５度ＫＥＥＰも、大変良いと思う。 アゴを引いて上目遣いで撮ると若く映るとか。 ブログで写真沢山載せている人が いつも同じ角度で同じ表情なのは その位置しか認めていないからなのだろう。 ある意味、人に撮ってもらうより、 自分撮影にした方が納得の行く仕上がりなのだろう。 しかし、面白い事に自分が良いと思った写真よりも 人が見て「この写真の方がいい！」と言ってもらえる写真の方が 一般受けがいいらしい。 私も言われた事がある。 何気にただ壁に手をついている怪しい写真だったのだが 二人の人が「これが一番いいと思う。」と言った。 理由は簡単だった。 「一番自然な感じだったから。」 私は基本的に笑い顔なのか、写真を撮ると笑顔でいる事が多い。 しかし、その壁に手をついている写真は 笑顔でもなく、微妙に微笑んでいると言うものだった。 「写真撮るよ〜！」と言われて目をギラギラさせているショットでは なかったから自然だったようだ。 ちょっと話が脱線するが、洞察力のある晴○さんが 写真について興味深い発言をした事があった。 「この写真、みんな笑顔だけど・・・こちらの人って あまり本心表さないでしょう？」と言った。 ええ？そうかな？あまり感じないけど。 どうして？ 「笑顔を作った時に、歯を見せないから。」 心のオープン度合いって、口元に出るのでしょうか？ ちょっと以外な発見でした。 この様に写真とは、何気ないショットにも 自分のさりげないサインや、その時には見えなった盲点の背景などを 映し出す本当の鏡なのではないか？と思う事がある。 しかし、その様な写真でも 自分が認めたくない写真がある。 これを認めると自分が傷つくからである。 半開きのアホっぽい目をした自分。 やや下から撮られた写真。 下からの顔って、１０年後の顔だって聞いた事ありませんか？ 私は、この写真を見た時 「老けてる。」とハッキリ思った。 アゴのラインがいつもより短いし。 ちょっとした集合写真で、2段になっている物だったんだが カメラが、真ん中に焦点が合うように出来ているんだろうね、 私はその上に居たもんだから仕上がりを見て「失敗した！」と思った。 あの角度から見ると 私は貧弱なのにダイナマイト　バディーに映るし （私の胸当たりには一段目の人の頭が並んでいるので 全身は映っていないけど。） 顔のバランス一つで、体型まで変ってみえると思った。 （そうそう、だって顔が細ければ全体的に細く見るもんねえ。） 今更あの写真は取り直せないし。 みんなで映っているから捨てられないし。 でもその写真が、現実と思ってみていると 切なくなるからカメラのせいにしたいし。 そんな事情を友人に話しました。 すると彼女も一言。 「プロのカメラと、デジカメやケータイのカメラって、違うよね？」 やっぱり貴方もそう思っていましたか！ もしかして売り場にある鏡と一緒で 縦長に映るように出来ているとか、仕掛けでもあるんじゃない？ 彼女も言いました。 「なんかこのカメラだと横長に映っているんだよ〜。」 彼女もブス角度を認めない女性。（みんなそうだよね。） そして女達は、髪形が良くないのか？とか アップにした時は、このラインに後れ毛を沢山加えた方がいいとか 観察＆研究＆反省会をする事になる。 これはまた別作業で 面白い女の事情なんだけどね。 幻滅度合いが大きいほど、研究熱心になれる。 これぞ、女の特権である。 こう思っているのは私らだけじゃないだろうから プリクラみたいなマジックを沢山取り入れて いいカメラを作ってくださいね♪カメラ屋さん。 そして私達は私達で 「あの頃！」を永遠と残せるように メイク術、さらにはイケテル角度を沢山持って 失敗のリスクを少なくしましょうね。 でも、実物と写真に差が出ない程度に 写真に手を加えましょうね。（ライト　アップとか。 やりすぎて眉毛、消えないようにね！） 写真が本当の姿と言うのは 受け入れた写真だけにしましょうよ。 証明写真に笑顔がダメなのは（歯を見せなければＯＫらしいね） 人相が変わってしまうからと聞いたけど。 顔の筋肉一つで、印象の変わる世界なのか。 あと、撮られる位置ね。 喜怒哀楽。シャッターに収まらずに 動いている貴方が、写真よりイケてて好きです。