セーラー服を着て 散歩中の人が、振り返る。子供が不思議そうに私を見る。 犬は「怪しい人間」を発見!と言いたげに ワンワンと吠えている。 一緒に歩いているR君でさえ、気持ちだけ先に進んで歩いている。 そんなに私がおかしいのか!? こんなに堂々としているのに。私は好きな服を着ているだけである。 ・・しかし、年齢はしっかり顔に出るらしい。 セーラー服姿がコスプレに見えるらしい。 事の始まりは、R君が持てきたデジカメからである。 「動きも撮れるよ!」と言われ 「最寄の公園に行こう!」と言い出したのは私である。 ついでに言うと「こないだ買ったセーラー服、着ていく!!」と 言ったのも私である。 私は世の中にセーラー服姿を披露したのである。 これで現役女子校生にガン飛ばされたら、合格である。 何故なら、にらみ合いとは同世代同士でしか しない 幼いアイコンタクトだからである。 だが、現役女子高生に笑われたら、最悪である!! 私は自分のセーラー服姿に惚れ惚れしながら R君の撮影するカメラにポーズを作る。 「歩いてる所、撮ってるよ!」 「自分が歩いてる姿って、なかなか見れないでしょう!?」 こう発言したR君の言葉と共に、私が歩いてる。 撮影会が終了し、パソコンで見てみる。 「な・・なんか、みかりん怪しいAVみたい。やっぱり女子高生に 見えないよ!!だからコメントしてる私も 怪しいAVカメラマンみたいよ!!」 ・・・改めて第三者の目として自分をみると 本当に怪しいオーラを発している。 ・・・実は後ろ姿を載せようと思ったのだが あんまりバカらしくて、お友達の貴方が去っていたら 悲しいので、やめた。 その位、自分で見てもバカなのである。 BACK |