セーラー服購入 ・・・つ、ついに買った・・・！学生時代から憧れていた 念願の「セーラー服！！」 私が初めてセーラー服を着たのは、クラブだった。 （注・中学生の時の演劇クラブで、 其お嬢様学校のセーラー服を着ることができた。） 二度目は、２２歳の時に趣味で着た。其の高校を卒業した友人の妹から借りた。 嬉しくて当時の彼氏にみせびらかした。その後は秘密である。 そして三度目！！やっと、やっと私のモノになったのである。 私の好きなコスプレがおいてある、その店は決して怪しい店ではない。 一般ピープルが、平然として出入りできる店である。 そう、孔雀の羽の扇子を買った店である！！ 私は人生に無意味なモノを欲しがる生き物である。 店内には私の心を揺さぶるコレクションが。。。。 ミニスカ　ポリスもブルーのエナメルで捨てがたい！！ １３.０００円か。でも、同額でゴスロリも買える。チェックのブリブリで ボリュームあるスカートのゴスロリも捨てがたい。。。 しかし！！私は永遠の１６歳の心を持つ女。 ノーマルなセーラー服が欲しい！ 私が指をくわえてセーラー服を見ていると 「試着してみますか？」と中年女性が声をかけてきた。 １２.０００円と、５.０００円のセーラー服がある。 １２.０００円の方は質も良く、紺色。赤のスカーフ。これぞ元祖セーラー服である。 一方、５.０００円のセーラー服は半そでで、水色と白。オシャレ。夏用。 遊び心一杯の作品である。 やはり現役女子高生を目指す私としては、セーラー服とは 紺色である！！ 私は二着、着てみる事にした。しかし、セーラー服は かぶりものなので、ファンデーションが付く。 汚すといけないので、と顔を抑えるスカーフをかりた。 貧弱なのでスカートはゆるいのだが セーラー服が、これがまた一苦労。胸元ホックでしか留まっていないし、 伸び縮みがしないんだわ。昔、着たセーラー服は脱ぐのラクだったのに！ ５.０００円のセーラー服の方が少しゆとりがあって、脱ぎやすかった。 水色でもいいかなあ。と思っていた頃 私は１２.０００円のセーラー服に、ファンデーションをつけてしまった事に気が付く。 「あああ！！汚してしまいました。すみません」私はお店の人に断った。 「一応、一着買うので許してくださいね。」と言った。 しかも！それは安い方である。まあ、５.０００円ならいいわ。 「このまま着ていきます？」と言われた。 着て歩きたいが、本当に着て歩きたら犯罪ではないのか？ 職務質問されたら、どうする！？ それより、ピンサロの人とでも勘違いされたらどうする！ そんな事を考えていたら「６.０９０円になります」と言われた。 ええ、５.０００円で済まないの？５.０００円と言うのは税抜き価格だったのか？ 私が良く見なかったのか？ それとも、売り物の服を汚してしまったクリーニング代だったのだろうか？ そんな事より私は、このセーラー服を何処で披露するか 考えると嬉しくてワクワクしてくるのである。 BACK