BLUE SUMMER



35歳って言ったら、もう普通に子供が二人位居て

主婦になっている。

夏に参加しているつもりはなくても

子供の行事で夏を満喫している。

そんなイメージがないだろうか。

しかし私は35歳独身。

世間をグルっと見渡すと

自分より若い人が母になっている。


この年齢って、35歳で独身だと

「バツイチ?」と思われる事もある。

ストレートにそう言ってくる客もいるからね(ブチっ)

バツイチでもなければ子連れでもね〜よ。

でも、この年齢で独身って 

本当に少なくなってきた。

当たり前だけど、
「海に行こう!」と誘ってくれる友達が

いない。


水着姿になってプールで遊んだ女友達とは

ランチかディナーが定番になった。

歳を重ねるごとに肌の露出を控えめにしたくなる。

しかし!最近、これでいいのか我が人生!?と

思うようになった。



別に海に行かなくてもいい。

プールに行かなくてもいい。

25歳を最後に着た水着は

きっとまた着れると思いたい。

だけど、鏡に映し出した時

25歳の自分のイメージと今のイメージで

似合わなくなってしまったと現実を見たくない。

でもせめて痩せたのだから

足くらい見せて歩こう。

こう思うだけで人生が前向き。


きっと、あと2〜3年したら

セリーナ姫が海やプールに行くのに

弟夫婦が誘ってくれるだろう。

(でも 頻繁に会いたくない。←ホンネ。

これが所帯別なんだな〜と思う所だね。)

冬になったら

スキーやスノボーをした事のない私に

セリーナ姫をダシに

ソリを滑らせてもらえるだろう。

なんだ、こうして考えてみたら

海も山もなにもかも

年齢を問わず行けるではないか。

遊ぶ内容が変わっても


根本的には変わらないではないか。



気が付くと・・・自分を中心に

周りが付いてきてくれるのかも。

海で遊ぶのも

子供の頃は

水着着て海に入る事だった。

大人になり、海はデートコースになり

肌を出さずに波を見ているだけになり

子連れになったら

また海に入ってみたりするのだろう。


35歳になると、夏の遊びに

付いていけなくなる。

そう思っていたのは自分だけなのか。

紫外線対策を第一に考えているのは

私だけではないだろう。

夏の終わりを目の前に

私の36回目の誕生日がやってくる。

若さと言うパワーがなくなってきて

人生の勢いも失う。

そう思えるのは

夏の忘れ物。

BLUE SUMMER



だけど、秋らしくなった頃

私はこの書いた内容も忘れ

夏の思いも過去に葬られる事だろう。


人間は

そうやって忘れていく生き物。

それも夏の忘れもの。

この時期だけに思う

BLUE SUMMERなのである。